カナダ/ケベック

北米のパリ!最も洗練されたカナダの町モントリオール

北米でのフランス文化の中心として、北米のパリとも呼ばれるモントリオール。メープル街道の中心地として、観光はもちろんのこと、エンターテイメント、グルメ、ショッピングと魅力いっぱい。そんなモントリオールの楽しみ方や基本情報をご紹介。

執筆者:下村 猛

カナダで最も洗練された町、モントリオール

モントリオールはカナダ東部を流れる大河、セントローレンス川の中州に位置している (C) Tourism Quebec

モントリオールはカナダ東部を流れる大河、セントローレンス川の中州に位置している (C) Tourism Quebec

モントリオールはトロントに次いで、カナダで2番目に人口の多い大都市。北米で唯一フランス語が公用語となっているケベック州の中心ということもあって、道行く人たちがフランス語を話し、町中にはフランス語の看板など、北米の他の都市とは全く別の雰囲気を醸し出しています。そうしたフランス文化の影響か、町行く人たちも洗練されていて「北米のパリ」の異名もうなづけるほど!

芸術の町としても知られるモントリオール。モントリオール映画祭では、2010年深津絵里さんが最優秀女優賞に、2008年には「おくりびと」がグランプリに輝くなど、大きく報道されました。全世界を魅了するエンターテイメント、シルクドゥソレイユ (Cirque du Soleil)もモントリオールが本拠地。常設会場はありませんが、新作はモントリオールから始まるものも少なくありません。さらに世界中からファンを集めるジャズフェスティバルなど、世界的にも影響力のあるイベントが盛りだくさん。

この記事では、こんな魅力たっぷりなモントリオールを取り上げ、旅に必要なアクセス、気候などの基本情報から、必見の観光ポイントやショッピングまで幅広くご紹介します。

モントリオールへのアクセス

モントリオールへはエアカナダ国内線利用が一般的undefined(C) TER

モントリオールへはエアカナダ国内線利用が一般的 (C) TER

空の玄関口は、地元出身の元首相の名前から付けられ、モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港。日本からの直行便はありませんが、カナダ各地からのフライトはもとより、全米各地、ヨーロッパからの多数の便が就航しています。鉄道を使ってトロントや首都オタワなどのアクセスも可能です。

■カナダ国内経由
夏季であれば、エアカナダが毎日運行しているトロント行き直行便を利用しての乗り継ぎが最も便利。トロントからモントリオールへの国内線所要時間は約1時間10分。同じく夏季のみ週3便就航しているカルガリー経由トロント行きでも移動可能。カルガリーからモントリオールへは約4時間です。

成田からバンクーバーへの直行便利用でも同日到着が可能ですが、移動に約5時間半かかり、現地到着が深夜にずれ込んでしまうため、次に紹介するアメリカ国内乗り継ぎの方が便利です。

成田から各地への直行便や、カナダの航空券についての詳細はこちら>>>カナダの航空券

■アメリカ国内乗り継ぎ
カナダ第二の都市ということもあり、全米各地とのフライトも数多く就航しています。日本からの直行便があるシカゴ、ニューヨーク、ワシントンなどを経由してのアクセスも一般的。乗り継ぎも一度で済むので、カナダ国内乗り継ぎと変わりません。こうした都市へは日本航空、全日空といった日系航空会社も就航しています。

アメリカを経由してのトロントへのアクセスについてはこちら>>>アメリカの都市を経由してカナダへ

VIA鉄道
VIA鉄道ビジネスクラス車内。座席配列は2+2列のものと2+1列のものがある

VIA鉄道ビジネスクラス車内。座席配列は2+2列のものと2+1列のものがある

ダウンタウンのど真ん中のターミナル駅からは、トロント、オタワ、ケベックなど、カナダ東部各都市への列車が発着しています。ケベックやトロントへ移動するメープル街道の秋の紅葉ツアーなど、東部都市間の移動に便利。ただ、日本の鉄道事情とは大きく異なり、最大幹線であるトロント~モントリオール間でも、最大1日6.5往復なので、利用の際には時刻表をよく確認しましょう。

モントリオールへのVIA鉄道の詳細はこちら>>>東部カナダの都市を結ぶ、VIA鉄道コリドー号
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