定年・退職のお金/老後の生活設計・ライフプラン

老後の住み替えに必要な費用(2ページ目)

老後は今までやれなかったことに挑戦したり、肉体的な老化を実感したり、とても複雑な時代です。趣味を満喫したい、虚弱なので介護サービスを確保したい、などを目的に住み替える人が増えています。ここでは介護と終の棲家を視野に、住み替え先と費用を考えました。

大沼 恵美子

執筆者:大沼 恵美子

貯蓄ガイド

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 老後の住み替え先は?

65歳以上の世帯は単独や夫婦のみが多く、同じ住み替えなら健康なときはもちろん将来介護状態になったときにも住み続けることができる施設などに関心を持つのはあたり前のことでしょう。

■ 原則自立していれば入居できる施設には、軽費老人ホームやサービス付高齢者向け住宅(高齢者向け有料賃貸住宅を含む)、グループリビング、健康型有料老人ホーム、住宅型有料老人ホームなどがあります。これらの多くは、介護状態になった後も介護サービスを導入することによって住み続けることが可能です。

老後に入居する施設の一覧表

(※クリックすると拡大します)バリアフリーのリフォームと介護つきの施設への入居、どっちがいいかな……。


■ 介護が必要になってから入居する施設には、介護保険の3つの施設(特別養護老人ホーム、老人保健施設、介護療養型医療施設)や、介護型有料老人ホームがあります。中でも特別養護老人ホームは、重度の介護状態でも入居可能で費用負担も比較的軽いので人気が高く、入居待機者は数万人もおり、入居のハードルが高い施設です。
介護保険制度で設けている3つの施設

介護保険の3つの施設は、介護が必要、リハビリが必要、医療と介護が必要、と分かれているんだね。

施設に入ると毎月どのくらいかかるのか、一般的な金額を次ページで紹介します。

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