老後に「孤独」「やることがない」「お金が不安」と感じる方は少なくありません。仕事を辞めると、社会とのつながりや生活のリズムが大きく変わり、「今日は何をしよう」と考えるだけで疲れてしまうこともありますよね。
そんな「毎日が単調で、これといった楽しみがない」と感じたときは、視界に入る「色彩」を意識的に選んでみましょう。
というのも、世界はもともと、陰陽五行が示す「青・赤・白・黄・黒」といった豊かな色彩で構成されていると言われています。
また、心身のエネルギーセンターと言われる「チャクラ」も、赤、オレンジ、黄色、緑、青、藍、紫という虹の七色で表されます。色彩を意識することは、特別にお金をかけなくても、気分や日常の見え方を変えてくれます。

「隠し色」が自分を知るバロメーターに
ある高齢の女性は、洋服はベージュやグレーなど落ち着いた色が中心ですが、靴下やハンカチだけは、赤や黄色、緑など鮮やかな色を選ぶそうです。
「高価な服を買わなくても、小物なら気軽に楽しめるから」と話していました。引き出しを開けた瞬間や、靴を脱いだときに明るい色が目に入るだけで、気持ちが軽くなるのだとか。
季節の変わり目に「何か一つ欲しいな」と思ったときは、カラフルなハンカチを1枚買う。それだけでも、満足感が高まり、暮らしにハリが生まれます。
さらに、「最近は赤いものばかり気になる」「今日は緑を持ちたい気分」と、自分が選ぶ色から体調や気分を感じ取ることもあるそうです。
色を意識してみると、普段は見過ごしている心の状態に気づけることがあります。そんな小さな「色遊び」が、単調になりがちな毎日に、ほどよい刺激を与えてくれるのかもしれません。
食卓に「あと1色」を足してみる
毎日の食事も、「色」を意識するだけで楽しくなります。
「毎日、献立を考えるのが面倒……」という方でも、いつもの定番メニューに「あと1色」加えるだけなら簡単です。
たとえば、卵焼きの黄色、パプリカやトマトの赤、ブロッコリーの緑を添えるだけで、食卓の印象はぐっと明るくなります。
彩りが増えると、不思議と「野菜をもう少し足そうかな」「栄養のバランスも悪くないかも」とバランスに意識が向きやすくなるものです。目で見て「おいしそう」と感じることは、食欲だけでなく、毎日の元気にもつながります。
料理を「作業」だけで終わらせず、「今日はどんな色を足そうかな」と考えていると、暮らしに心地よい変化が生まれるでしょう。
「テーマカラー」を決めて散歩してみる
散歩も、「今日は何色を探そう」と決めるだけで、少し違った時間になります。
たとえば、「今日は赤を見つける散歩」と決めて外へ出てみる。すると、道端の花や消火栓、郵便ポスト、誰かの家の植木鉢、新しい看板など、今まで気にも留めなかった景色が自然と目に入ってきます。
同じ道を歩いているのに、「探すもの」が変わるだけで、見える世界も変わってくるのです。遠くへ出かけなくても、新しい発見は意外と身近にあります。
「ただ歩く」だけでは退屈に感じる日でも、「色探し」という小さな遊びを加えることで、散歩の時間が少し楽しく、豊かなものになるでしょう。
「色の視点」を持つだけで、日常は少し変わる
毎日の暮らしを楽しむのに、たくさんのお金や特別な趣味は必要ありません。大切なのは、「いつもの景色を少し違う視点で見ること」です。色彩を意識するだけでも、見慣れた毎日に小さな発見が生まれます。
5月のやわらかな光は、緑や花をいっそう鮮やかなものに感じさせます。まずは今日、「なんとなく気になる色」を一つ選ぶことから始めましょう。







