貯蓄力がアップする!生活のダウンサイジング方法

生命保険文化センターの「平成30年度 生命保険に関する全国実態調査」によると今後増やしたい生活保障準備項目は、「世帯主の老後の生活資金の準備」が27.1%、「配偶者の老後の生活資金の準備」が25.1%となっています。

 
生活費のムダを見つけて家計支出をおさえよう

生活費のムダを見つけて家計支出をおさえよう




老後になったとき、どんな生活をしていくかは50代からメドをつけておきたいと思いませんか?ここでは老後の貯蓄力アップにもつながる、暮らしをダウンサイジングするための3つのポイントをお伝えします。

早めに生活費や暮らしのダウンサイジングに取り組みましょう。老後のための貯蓄力がアップしますし、老後の暮らしに向けた計画が楽しくなりますよ。
 

生活費のムダを見つけよう

現状の支出の把握をして、生活がどう変化するかを見るために、「月15万(手取り)の範囲内でやり繰りする」という想定の元、家計管理のシミュレーションをします。

「えっ……、月15万でやっていけと言うの」「そんなの絶対に無理」と言われることが実に多いのですが、ほんのちょっと視点を変えて考えていただくと、気持ちも切り替わります。家計管理のシミュレーションを始めると、無駄な出費に気付き、どれだけ抑えられるか、チャレンジするという気持ちになります。

まずは「断捨離」で必要なものを見極めダウンサイジングする方もあります。

例えばおしゃれが好きな女性の場合一番厄介なのは洋服ではないでしょうか。年齢と共に洋服の好みや体型の変化で似合う服は変わってきます。ファッションのプロによる買い物同行サービスを利用して自分に合う服や小物をプロ目線で選んでもらいワードローブを一新してはどうでしょうか。自分に似合う色やスタイル、着回し術がわかるので洋服選びの失敗が減りムダな出費がなくなります。以下にすぐにできそうな費目の節約方法を紹介します。
 

食費の節約

食費のダウンサイジングに家計簿は不要です。1カ月レシートを貯めて買い物行動を振り返るだけでも効果があります。  そのときに一番気を付けたい買い物行動は、「チョコチョコ買い」です。
チョコチョコ買いとは、毎日の食材は宅配を利用して、足りないものをスーパーやコンビニでチョコチョコ購入しているケースがそれにあたります。毎日コンビニへ行き、1回の買い物は1000円以下で気を付けているつもりでも、実際はそれだけで月額2万~3万円購入していることがあります。改善方法は1日にお財布を開く回数を決める、1週間のうち少なくとも1日はお金を使わないノーマネーデーを作る、などがあります。ノーマネーデーの日は、台所にある食材だけでレシピ考えてはいかがでしょうか?
 

外食費の節約方法

お勤めの方の場合、1カ月のランチ代に注意します。

新生銀行の「サラリーマンのお小遣い調査(2018年)」によるとランチ代は男性570円、女性586円、気になる50代のランチ代は男性538円、女性571円という結果が出ています。仮に週5日勤務の女性が毎日外食した場合は1カ月(4.3週として計算)で12,276円になります。週3日手作りお弁当にすれば7,365円のダウンサイジングです。水筒を持参すればさらにダウンサイジング力アップですね。
また、週末や特別な日の外食はちょっと豪華にしたいなら、インターネットの予約サイトを利用する方法があります。有名ホテルのレストランが10%~20%程度割引になりますし、ランチならさらにお得に楽しめます。年間の予算を決めて、色々なサイトを調べて比べるところから楽しみましょう。
 

自動車関連の支出の節約方法

自動車の維持費は、自動車税、定期点検、ガソリン代、修理費、駐車場代、自動車ローン、車検費用、自動車保険などさまざまな費用がかかっています。平成29年の家計消費状況調査(総務省統計局)では自動車保険(自賠責・任意)整備費を合わせた1カ月間の平均支出金額は約11万円、年間では132万円になっています。自動車の年間稼働日が100日以下なら、廃車の検討をしましょう。必要なときは、自動車レンタルや自動車リース、タクシーなどを活用するのもひとつの方法です。車を持たないだけで年間132万円のダウンサイジングです。
 

通信費・スマホ代

キャリア携帯からSIMフリープランへ乗り換えを検討しましょう。最近は携帯電話、家庭のテレビ、固定電話、電気料金、家族携帯料金の割引き……などセットで安いプランもあります。

平成29年の家計消費状況調査(総務省統計局)では、スマートフォンなどの通信・通話使用料(携帯電話・PHSなどを含む)は約13,000円となっています。SIMフリーを利用すると月額約2,000円から利用ができます。月額11,000円、年間132,000円の節約ですね。

ご自身の生活スタイルと携帯などの利用状況を考えてプランを検討しましょう。また、利用していない有料アプリはありませんか?3カ月以上利用していなければ即解約をしましょう。月額324円(税込)のアプリなら年間3,888円の節約です。
 

保険の見直し方法

現在加入中の生命保険、自動車保険、火災保険、地震保険、傷害保険……クレジットカードに自動付帯されている保障をすべて紙に書き出しましょう。

<見極めポイント>
・保障が一定の年齢で終了するものはないか?
・保障のダブリはないか?


例えば、マンションでは管理組合で加入している保障があります。個人で加入している保障と重複している保障はないのかなども調べると削減ポイントが見つかります。
 

この先はどこに住みますか?持ち家と賃貸の人の対策

住まいについては持家か賃貸かによりダウンサイジング方法に違いがあります。いずれの場合も、費用の検討は体力・気力がある50代から少しずつ取りかかることをおすすめします。

<持ち家の場合>
住宅ローン完済年齢が70歳近くまである方は早めに住宅ローンを完済する計画を立てましょう。繰り上げ返済が厳しい場合は年金収入だけになっても返済ができる計画を検討します。定年後に住み替えを検討することもいいですね。また、60代でリフォームを検討する場合はその費用が高額になると老後資金に大きく響きます。長い老後の生活費を考慮してからリフォーム費用を検討しましょう。

<賃貸住宅の場合>
老後も賃料の支払いがずっと続きます。暮らし方や収入に応じて住み替えをしながらダウンサイジングできるのが賃貸のメリットです。自分の好きな街に住む、高齢者住宅へ入居、定年後に住宅を購入、など色々な選択肢について検討をしましょう。お金ベースで生活設計ができるようになると、気持ちの上で大きな変化があります。ひとたび意識が変わると今まで以上に貯蓄力がアップしますので、ぜひチャレンジしてみてください。
 

何気なく使っているお金行動を見つめ直してみましょう

そんなに使っていないはず……、これは削れない……といった思い込みはありませんか?ダウンサイジングはまず、何気なく使っているお金行動を見つめ直すことが必須です。来たるべき老後に備え、貯蓄活動と並行して、早めに暮らしのダウンサイジングに取りかかり、節約できたお金は賢く貯蓄しましょう。
 
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