和菓子/きんつば・どら焼・カステラ等

「どらやき すずめや」と「ギャラリー シャコ」(2ページ目)

池袋の路地裏にある小さな和菓子店「どらやき すずめや」。10年前に自宅の玄関先で売り始めたどらやきの虜になった人は数知れず。今年4月には、アートとお菓子を楽しむ「ギャラリー シャコ」をオープン。表現の場を広げています。

原 亜樹子

執筆者:原 亜樹子

和菓子ガイド

「ギャラリー シャコ」 

ギャラリー シャコ

「ギャラリー シャコ」普段は自宅の車庫。イベント時にのみギャラリーとして開放される

「どらやき すずめや」がアーティストと組んでイベントをする場としてオープンした「ギャラリー シャコ」。場所は店舗から徒歩5分ほどのところにある、ご夫婦の自宅の車庫です。
キッチンもご主人の手作り

キッチンもご主人の手作り

展示用の台やキッチンなどはご主人の手製。築40年の建物をご夫婦とお子さんが住む自宅として購入したのは昨年のこと。
屋上へ通じる螺旋階段

屋上へ通じる螺旋階段

錆びた風合いの扉も、屋上へ通じる螺旋階段も、ギャラリー風で素敵、と眺めていると、古い建物だったので、大工さんに好きなように変えてほしいと頼んだのだと説明を受けました。
オープニングイベントで販売された絵本とオリジナル紙バック

オープニングイベントで販売された、はとさんの絵本とオリジナル紙バック

4月末から5月中旬にかけて開催されたオープニングイベントでは、絵描きのはとさんとのコラボレーションにより、どらやきがテーマの絵や人形が展示され、お菓子とお茶がふるまわれました。

イベントは、1年に1回程度の不定期開催を予定しており、「ギャラリー シャコ」はイベント時にのみ開放されます。2回目以降もアーティストの手により、和菓子の新しい楽しみ方や可能性が提案されるはず。待ちきれないような思いです。

豊かな発想の源はどこから来るのか尋ねてみると、どうやら高校時代の経験から。ご夫婦ともに個性を尊重することで知られる自由の森学園の卒業生と聞き、納得しました。加えて酪農大学時代の経験も生かされています。ユニークなバックグラウンドによる経験は、お店作りに色濃く反映され、ほかにはない存在感を放ち、年々輝きを増しています。

<店舗情報>
■「どらやき すずめや」
東京都豊島区南池袋2-18-5
TEL:03-5391-0196
営業時間:10:00~売切れ次第閉店(月~土)
定休日:日・祝日
西武池袋駅より徒歩約5分
地図:どらやき すずめや

■「ギャラリー シャコ」
東京都豊島区南池袋3-4-19(注;イベント時のみオープン。)
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