手作りの大きめバッグで、旅行をもっと楽しもう!
今回は夏のヴァカンス用に、爽やかな布地で作ってみました
ちょっと荷物が多い日の外出や、旅行用に、あると便利なボストンバッグを作ってみました。底や脇のマチを縫い合わせるのが、少し複雑そうに見えますが、丁寧に作っていけば大丈夫。サイズやポケットの数をアレンジして、自分だけの使いやすいバッグを作ってくださいね!
大きめバッグを手作り……準備するもの
実際に持つと、こんな感じ
・布(表地と裏地)
・ファスナー 40cm
・ミシン など
出来上がりサイズは、約幅42×高さ22cm×マチ22cm。サイズは、お好みで調節してください。表地用には、張りのある布を使用しました。
大きめバッグを手作り……型の説明
外袋(表地)の縫い線
外袋(表地)の縫い線
1:側面 32.5×42cmを2枚
2:脇のマチ 22×22cmを2枚
3:底 22×42cmを1枚
4:ポケット 14×14cmを2枚
縫い代は、全て1cm。
ポケットは、表地と裏地を1枚ずつ使用しました。
中袋(裏地)の縫い線
中袋(裏地)の縫い線
中袋本体 42×87cmを1枚
脇のマチ 22×22cmを2枚(外袋の型2と同じ)
今回は、ポケット14×28cmも付けました。
縫い代は、全て1cm
他に、数枚の布をはぎ合わせて、肩ひも約12×110cmを2枚準備します(今回は、表地を使用)。肩ひもは、作るのが面倒なら、市販の綿やアクリルテープ(約2.5~3cm幅)を利用しても。また、ファスナー横の当て布4×5cmも表地と裏地2枚ずつ準備します。縫い線を布の裏側に下書きし、縫い代を1cm足して、縫い代線で布を裁断します。
大きめバッグを手作り……作り方の手順
持ち手を作る
1:持ち手を準備します。幅の真ん中に向って上下を折り、次に真ん中の線で折ります。両端を縫い、リボン状に仕上げます。長さは、今回は1本が110cmにしましたが、お好みで調節してください。詳しい作り方は「
お財布ポシェットの作り方......カードも入って便利」を参考に。
外袋のポケットを中表に合わせ、上下を縫う
2:外袋に付ける、ポケットを作ります。2枚の布を、中表に合わせ、上下(画像の赤い点線)を縫います。
表に返し、入れ口に表側からミシンをかける
3:ポケットを表にひっくり返し、入れ口に表側からミシンをかけます。
外袋の側面の入れ口を、内側に折って縫う
4:外袋の側面(型1)の、入れ口の縫い代を内側に折り、ミシンをかけておきます。
ファスナーに当て布をつける
5:ファスナーの端に、当て布を付けます。ファスナーの端側に、表地と裏地を中表に合わせ、ファスナーの端の少し外側(点線箇所)をミシンで縫います。
両端に当て布を付けたところ
6:手順5で縫った箇所から表に向け、もう一度、表側から点線箇所にミシンをかけます。 ファスナーと当て布を合わせて、44cm以上の長さになるようにします。
ファスナーに外袋の側面を縫いつ付ける
7:ファスナーを表向きに置きます。ファスナーから5mm程離して、外袋側面の布を表が上を向くように置きます。ファスナーに側面の布を縫い付けます(画像の赤い点線)。
もう一方の側面もファスナーに付ける
8:もう片方の側面の布も、手順7と同じ要領で、ファスナーに付けます。
外袋の側面に、ポケットを仮止め
9:外袋の側面に、ポケットを仮止めします。幅の中央に、ポケットの幅中央を合わせます。ポケットの下側は、側面下の縫い線から3cm程の箇所に合わせました。
持ち手を置き、場所が定まったらミシンで縫う
10:持ち手を、ポケットの脇を隠すように置きます。ちょうど、持ち手を縫うと、ポケットの脇も一緒に縫える感じです。仮止めが終われば、持ち手の両端(画像の赤い点線)を縫います。上側は、ファスナーがある面の、マチより数センチ下まで縫います。ポケットの底も縫います。
もう一方の持ち手も付ける
11:もう片方の持ち手も付けます。
外袋の底を、側面に縫い付ける
12:外袋の側面下側と、底を中表に合わせ、縫います。もう片方も、同じく縫います。この時点で外袋は、筒状に仕上がっています。
脇のマチの一辺と、底の線を合わせる
13:外袋のファスナーを開け、布の裏側が表向きになるようにします。外袋の底と、脇のマチの底になる線を、中表に合わせ縫います。
同じ要領で、周囲を縫っていく
14:側面と脇のマチの、周囲を全て縫っていきます。角の方などミシンで縫いづらい箇所は、無理せず、後から手縫いで縫ってください。
中袋を作る
15:中袋を準備します。中袋に、お好みでポケットを付けます。入れ口の縫い代を折り、ミシンをかけます。手順13~14の要領で、脇のマチを付けていきます。ファスナーに合わせる箇所は開いています。
中袋と外袋の底を合わせる
16:外袋の底と、中袋の底を、布の裏が表を向いた状態で合わせます。四隅を、数針ずつ、縫い合わせます。
矢印の箇所も、合わせて数針縫う
17:中袋を、表向きにひっくり返し、外袋にかぶせるようにします(外袋の裏側と、中袋の裏側が重なっています)。ファスナーが付いている面のマチの四隅も、数針縫い合わせます。
ファスナー箇所を、表から縫う
18:中袋の入れ口を、ファスナー箇所に合わせ、仮止めします。表向きにひっくりかえし、表側から、ミシンをかけます。端の方は、ミシンがかけにくければ、手縫いで。
持ち手を縫う
19:持ち手を、ファスナーのある面のマチに合わせて(画像の赤い点線)、縫います。 この時、外袋も中袋も一緒に縫ってください。
底板を準備する
20:厚紙を底の大きさにカットし、布で包みます。厚紙は、実際に作り終わってから、底のサイズを図り、底の大きさより少し小さめにカットします。中袋の色に合わせた、適当な端切れ布を用いるといいでしょう。包んだ後、手縫いで留めても、布用の両面テープなどで留めても。
出来上がり
21:完成。底板を入れて、荷物を詰めると、画像のような状態に。荷物を入れていない時は、自立しません。実際に試していませんが、生地にキルティングなどを利用すると、荷物を入れていなくても自立すると思います。
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