裏地付きのトートバックは手縫いでもきれいで丈夫な仕上がり!
裏地を付けることで、見た目だけでなく、丈夫な仕上がりに。もちろん、同じ手順で、ミシンで作っても |
バッグinバッグとしても使える、小さな手さげバッグを、手縫いで作ってみました。必要な物だけをコンパクトに収納できるので、カバンの中身もスッキリ。持ち手も付いているので、そのままお出かけ用としても使えますよ。少し時間はかかりますが、ミシンを利用しなくても丁寧に縫っていけば、丈夫できれいに作れます!
ミニ手さげトートは、バッグinバッグにも使える!
表地はシンプルに、裏地でちょっぴりアクセント。初めての方でも、上手に見える組み合わせです |
【準備するもの】
■布(表地と裏地)
■カラーテープ
■針と糸
■はさみ など
今回は持ち手用に、市販のカラーテープ(20ミリ幅)を使用。布は、表と裏用に2種類準備しました。出来上がりサイズは、幅約23×高さ16×マチ6センチほどです。
ポケットの大きさや数はお好みで調節しましょう
型を準備します。本体は、25×40センチ。画像の点線の箇所が底になります。画像は縫い線で、縫い代は含んでいません。
布の裏側に型を下書きします(手順1の、画像の黒い線)。縫い代を周囲に各1センチずつとって、布を裁ちます。表地と裏地、2枚準備してください。
ポケットを準備します。ガイドは表に一つ(画像A)と、裏に二つ(画像BとC)付けました。サイズや数は、お好みで調整してください。画像のサイズは、縫い線のサイズ(縫い代なし)です。縫い代ですが、ガイドは周囲に各3センチずつとって、それぞれ三つ折りにして処理しました。この方法だと、布のほつれは気になりませんが、生地の厚みがでて、縫いにくくなります。縫いやすい方がいい場合は、入れ口のみ、縫い代を3センチとって、三つ折り。他は、縫い代を1センチにし、裏側にひとつ折ります。
持ち手を準備します。縫い代込みで、28センチにしました。おもにバッグinバッグとして使う場合は、もう少し短い方がいいかもしれません。長さはお好みで、調節してください。
ほぼなみ縫いだけで簡単に作れる!
ポケットの準備をします。周囲をそれぞれ三つ折りにし、アイロンをかけておきます。(入れ口以外は、ひとつに折るだけでも)。
布の厚みがあって、うまくアイロンだけでは折り目がつかない場合、角で布が合わさる箇所を、少しだけ、あらかじめまつっておきます。
入れ口の上から7ミリほどの所を、画像のように、なみ縫いします。表からも縫い目が見えるので、ここは丁寧に縫ってくださいね。
ポケットの入れ口の処理が終われば、本体に縫い付ける準備をします。このポケットは、表用。まずは、マチ針で、仮止めします。マチのサイズなども考慮しながら、それぞれのポケットを付けたい箇所に、仮止めしてください。
仮止めが終われば、ポケットの脇と底をバッグ本体に縫い合わせます。
内側用のポケットは、少し長めにしたので、ポケットに仕切りを付けました。
表布、裏布、それぞれに、ポケットを縫いつけます。
持ち手を付けて、いよいよ仕上げ
裏地の表側に、持ち手を仮止めします。入れ口の幅の中央に印をつけ、そこから約4センチのところに持ち手の端を合わせています。左右均等になるよう、注意してください。画像はマチ針ですが、付ける位置が決まれば、仮縫いします。
上からみると、こんな感じです。裏地の表側に、仮止めしています。この時点では、持ち手の輪の部分が、それぞれ底の線に向いています。マチ針ではなく、しつけ縫いをします(後で布をひっくり返すので、マチ針だと取りにくくなるので)。
手順13の持ち手を仮縫いした裏地に、表地を中表にあわせ、仮止めします。(裏地も表地も、内側が表になってる状態)。持ち手が、中に挟まれた状態です。
入れ口を、縫い線にあわせ、縫っていきます。(この時、持ち手も、一緒に縫っています。)
上から見ると、こんな感じです。
それぞれの入れ口を縫い終われば、脇の空いた箇所から、布をひっくり返します。画像のような感じになります。
さらに入れ口の、上から5ミリ程の箇所を、表側から縫っていきます。丈夫に、きれいにするためです。
画像のように、裏地が内側にくるように布を半分に折り、脇を仮止めします。仮止めが終われば、脇の端から5ミリ程の箇所を、縫っていきます。表から脇を縫い合わせる作業は、ちょっと不思議に思うかもしれませんが、先に表から脇を縫い合わせ、次に布をひっくり返して、裏側から脇を縫い合わせると、脇の糸のほつれが気にならず、さらに丈夫に仕上がります。
表側から脇を縫い終われば、布をひっくり返します。脇の端から1センチ程の箇所を、縫っていきます。
脇は、こんな感じに仕上がっています。
マチを付けます。布はまだ、裏地が表を向いた状態です。底の角が、三角になるように合わせ(脇と底の線が合わさった状態)、画像の赤い線の箇所を縫います。赤い線は、脇からそれぞれ3センチずつ(計6センチ)とってあります。
袋本体を、ひっくり返して、出来上がり。