京都グルメ/京都の和食

うお嘉(2ページ目)

京都が誇る竹の子料理店「うお嘉」。今回は今が旬の竹の子を様々な料理で堪能できる竹の子尽くしコースを御紹介します。竹の子の名産地「大原野」のテロワールを活かした究極の竹の子料理を御覧あれ。

執筆者:麻生 玲央

究極の筍料理

・先附
先附

たけのこ五色膾

先附は「たけのこ」の姫皮を使った五色膾。食欲を優しく刺激してくれる酸味と、見た目の鮮やかさ、そして姫皮のクリアな味わいが、次からの「たけのこ」料理に期待を大きく弾ませてくれる、見事なスターターです。


・八寸

八寸

八寸

彩り溢れる春の八寸は、8種類以上もの多種多様な内容で、それぞれが実に手間暇のかけられたものばかり! これは何とも嬉しい限りですね。特に印象深かったのは、「たけのこ」を使った2種類の「たけのこ田楽」。味噌の濃厚な風味に負けない「たけのこ」の存在感とシャキシャキ食感は、大原野の「たけのこ」が持つポテンシャルの高さを美味しく伝えてくれるよう。


・吸物

吸物

若竹煮

「たけのこ」料理の定番「若竹煮」は、鳴門真蒸入りの椀物形式で供されます。若布と筍の相性の良さも素晴らしいですが、この真蒸の柔らか&滑らかなこと!

出汁のクオリティだけではなく、真蒸一つにも一流の技あり。最後の一滴まで、その見事な味わいに酔いしれました。


・向附

向附

向附

お造りは、もちろん朝掘りの「たけのこ」。純粋無垢な白い柔肌を魅せつけるルックスは、一言で例えるなら、まさに光り輝く「かぐや姫」! 食べるのがもったいないほど美しさを感じます。

この朝掘り「たけのこ」の刺身は、塩か山葵醤油でいただくのですが、初めて食べる人は是非とも最初の一口は「そのまま」何もつけずに食べてほしいですね。えぐみのない、地の恵みが付与する甘味の余韻は、鮮度と質の高さの証。一度ご堪能あれ。

次ページでは、定番料理の「鏡煮」を御紹介します
 

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