高級マンション/ヴィンテージマンション・名作マンション

高級タワーマンションのリフォーム事例<六本木>(2ページ目)

区分所有法や管理規約がリフォームに制限をかける。だからマンションは一軒家ほど劇的にならない。そこで設計士に要されるのは、引き出しの数。立地をいかし、マンションの個性を引き出し、施主がかかえる問題を解消する。築8年の六本木のタワーマンションを事例にマンションリフォームを考えてみよう。

坂根 康裕

坂根 康裕

高級マンション ガイド

不動産情報コンテンツ『ファクトストック』運営。「住宅情報 都心に住む」元編集長。高級マンションを中心に取材、執筆活動等行う。

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インダストリアルテイストの1ベッドルーム+書斎

ゆったりとした30畳ほどのリビングダイニング。オリジナル鉄製枠の引戸の向こう側が書斎。画像右奥にはベッドルームと洗面室、浴室がある。機能とデザインに徹底してこだわったプランだ。キッチンさえも扉を閉じればどこにあるか分からない場所にレイアウトされた。

正面の鉄製のフレームは、従前の窓サッシュにかかわらず、両端目いっぱいに施工された。来客時用のブラインドを閉めた状態で撮影。左壁にある、横長のスリットのピクチャーウインドウは、ちょうど東京タワーと元麻布ヒルズが見える位置に。このタワーはこういう仕掛けが珍しくない。下の画像のグレーのアクセントウォールは珪藻土で仕上げている。
折り上げ天井は平らに埋められ、フレキシブルな照明と家具レイアウトを可能にした。

折り上げ天井は平らに埋められ、フレキシブルな家具配置を可能にした。


玄関からリビングに入る。壁(アート)を床から照らす照明。

玄関からリビングに入る。壁(アート)を床から照らす照明。

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