バルセロナ/バルセロナの観光・世界遺産

バルセロナのガウディ建築 9作品の見どころ・観光(3ページ目)

バルセロナの隣県タラゴナ県で生まれ育った、スペインが誇る天才建築家アントニオ・ガウディ。バルセロナは彼が建築を学び、建築家として独り立ちし始めた頃からの数々の作品が残る街です。バルセロナで出会えるガウディの建築物などの作品をまとめてみました。2018年の観光情報もご紹介します。

秦 真紀子

執筆者:秦 真紀子

スペインガイド

グエル別邸 (外観のみ見学可)

グエル別邸

グエル公園の噴水など、ガウディの建築物には街のシンボルのドラゴンがよく施されている

40年余りパトロンとしてガウディを支えたエウセビ・グエルのための最初の作品。現在はバルセロナ大学の所有物ですが、グエル氏が所有していた土地に、守衛小屋と厩舎、門を設計しました。大きな口を開けたドラゴンの門は見応えあり。

<DATA>
■Finca Güell (グエル別邸)
住所:Av.Pedralbes 7
開館時間:一般の入館は不可
アクセス:地下鉄3号線Palau Reial駅 徒歩10分

サンタテレサ学院 (外観のみ見学可)

サンタ・テレサ学院

ガウディの信仰心の厚さが買われて、他の建築家から引き継いだ仕事だそうだ

カトリック系の学校。少ない資金で行ったにも関わらず、厳かかつガウディらしい独創的なポイントもある建築物。アーチ状に積み上げられたレンガの、派手さはないけれど凛としたたたずまいの建物です。

<DATA>
■Colegio de Santa Teresa(サンタ・テレサ学院)
住所:Carrer de Ganduxer 85-100
開館時間:一般の見学は不可
アクセス:カタルーニャ鉄道Bonanova駅 徒歩5分

カサカルベット (外観のみ見学可)

カサ・カルベット

街の中心地ウルキナオナ広場近くにある

1800年代終わりから1900年代初めのモデルニスモの時代に、羽振りの良かったテキスティル会社のオーナーカルベット氏一家の家。現在は住居と一部がレストランになっています。石造りの一見シンプルな建物ですが、鍛造(たんぞう)した鉄でできた異なる形や模様のバルコニーは必見。

<DATA>
■Casa Calvet
住所:Casp 48
開館時間:一般の見学は不可
アクセス:地下鉄1、4号線Urquinaona駅 徒歩3分


建築以外でみるガウディ作品

シウダデラ

休日はピクニックをする人でいっぱい。噴水の脇の階段の手すりをガウディが手掛けたとか

ガウディが手掛けたのは、建物だけではありません。カサカルベットなどの家具(現在はカサミラで展示)や、パセジ・デ・グラシア通りを敷き詰める五角形で、海洋生物の模様の石畳もガウディがデザインしました。同じくパセジ・デ・グラシア通りにある街灯もガウディが設計したもの。その他、学生時代にはアルバイトとして、シウダデラ公園の噴水の設計にも携わりました。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます