バルセロナ/バルセロナの観光・世界遺産

バルセロナの観光スポット・名所おすすめ10選2019

バルセロナといえば、もちろんガウディですが、この町の見どころはそれだけではありません! 一流の美術館・博物館や、バルセロナを体感できるエリアガイド含めて、ここだけは外せない人気の観光名所をご紹介していきます。【2019年最新】

秦 真紀子

執筆者:秦 真紀子

スペインガイド

バルセロナのみるべき観光名所って?

ガウディも設計に参加したシウダデラ公園の噴水も名所の1つ。

ガウディも設計に参加したシウダデラ公園の噴水も名所の1つ

スペイン一の観光客数を誇るバルセロナは美術、建築をはじめ、見所いっぱいの町。モニュメント1つをとっても現代的なものから、ローマ時代の遺跡まで様々。絶対に訪れたい定番のスポットを「歴史的建築物」「アート」「バルセロナを体感できるスポット」の3分野に分けて見ていきましょう。

INDEX
バルセロナの観光1:歴史的建築物
バルセロナの観光2:アート
バルセロナの観光3:バルセロナを体感できるスポット
 

歴史的建築物

バルセロナの歴史的建築物と言えば、19世紀後半~20世紀初めにかけて地元のブルジョア階級を虜にした、カタルーニャ地方版アール・ヌーボー「モデルニスモ建築」。イスラム美術とゴシック美術をミックスした独創的な建築様式が特徴です。このモデルニスモ建築の教祖と言っても過言ではないのが、ご存知!アントニオ・ガウディ。モデルニスモ様式に彼独特の自然を取り入れたユニークな建築物は、バルセロナだけでなく、スペイン人の誇り! 一般の道路に、他の建物と同様に何気なく並んでいて、もちろん外観だけなら無料で見学できますよ。
 

歴史的建築物1. サグラダファミリア

サグラダファミリア

完成に向けて日々拡大しているサグラダファミリア

1883年にガウディが設計を手がけ始めて、今現在もまだ建築中という前代未聞の大教会。1914年から交通事故で亡くなるまでの間、住居も聖堂内に移して仕事をこれ一本に絞った、まさにガウディが生涯を懸けた代表作。ガウディ生存中に完成した、歴史が感じられる誕生の門と、ちょうどその反対側に位置する受難の門のジュセップ・マリア・スビラックによる現代的な彫刻の対比も面白い。日本人の建築家もこのサグラダ・ファミリアの建設に携わっています。内部では、サグラダ・ファミリアの全てが分かる資料が展示してあるだけでなく、塔のてっぺんまでエレベーターか階段で上れます。これを見ずにバルセロナは語れません。

<DATA>
■Sagrada Familia
住所:Mallorca 401(Googleマップ
TEL:902 101 212
開館時間:9:00~20:00(~18:00/11~2月、~19:00/3、10月)
休み:12月25、26日、1月1、6日の午後
入場料:15ユーロ(塔に上る場合はオーディオガイド付き29ユーロ)
【関連記事】サグラダファミリア
 

歴史的建築物2.カサ・ミラ

夜のライトアップも幻想的なカサ・ミラ。

夜のライトアップも幻想的なカサ・ミラ

バルセロナの高級ショッピング通り、パセジ・デ・グラシアにそびえるカサ・ミラ。現在も住人がいる民間住宅です。切り出したままの石が建物の素材としてそのまま使われているので、石切り場(ペドレラ)とも呼ばれています。地中海をイメージした波打つ外観だけでなく、海草をイメージしたバルコニーの鉄の欄干や、ローマ時代の兵士の兜をモチーフにした屋上の煙突など、細部もユニーク! 最上階にはガウディの博物館や実際の住居のように家具が並べられたスペースもあります。兜型の煙突が並ぶ屋上へも上ることができますよ。

<DATA>
■Casa Milá
住所:Passeig de Gracia 92(Googleマップ
TEL:902 202 138
開館時間:9:00~20:30(3月1日~11月3日)~18:30(11月4日~2月28日、12月26日~1月3日は~20:30)
閉館日:12月25日、1月7日~13日
入場料:22ユーロ
【関連記事】カサ・ミラ/バルセロナのガウディ建築
 

歴史的建築物3.カサ・バトリョ

淡い微妙な色使いが味のあるカサ・バトリョ。

淡い微妙な色使いが味のあるカサ・バトリョ

1904~1906年にかけてガウディが改装を手がけた邸宅。淡い青や緑、紫色のタイルやガラスで装飾され、窓の部分も繊細なステンドグラスを施したおとぎの国の家のような建物。現在は、棒付きキャンディーでおなじみのチュッパチャップスの所有物になっており、イベントのためにサロンを貸し出したりもしています。内部の見学には日本語のオーディオガイドも付くので、便利。内装はガウディ独自の曲線使いがさらによく見られます。ちなみに隣のカサ・アマトリェーもレゴブロックを積み上げたようなユニークな外観で、一見の価値あり。

<DATA>
■Casa Batlló
住所:Passeig de Gracia 43(Googleマップ
TEL:93 216 0306
開館時間:9:00~21:00(イレギュラーに9:00~14:00の日あり)
休み:なし
入場料:24.50ユーロ
【関連記事】カサバトリョ/バルセロナのガウディ建築
 

歴史的建築物4.グエル公園

天気のいい日に訪れたい、バルセロナを代表する広大なグエル公園。

天気のいい日に訪れたいバルセロナを代表する広大なグエル公園

広場や集会場も抱える、トータル約60軒の大規模な集合住宅にする予定で、ガウディが建設したものの、なんとガウディ本人と依頼人のグエル伯爵しか購入しなかったため、市に寄贈し公園となった……言わば、ガウディの失敗作。とはいえ、随所にガウディらしい自然をモチーフにしたオブジェなどが取り入れられた、世界一夢のある公園として、世界中の人に愛されています。園内にはガウディが実際に住んでいた家もあり、見学可能。カラフルなタイルに彩られた、波打つようなベンチに座ればバルセロナの町が見下ろせます。

<DATA>
■Parque Güell
住所:Carrer de O'lot(Googleマップ
TEL:93 484 5995
開館時間:8:00~21:30(8:30~18:15/1月1日~3月24日、10月28日~12月31日、8:00~20:30/3月25日~4月29日、8月27日~10月27日)
休み:なし
入場料:8.50ユーロ
【関連記事】グエル公園/バルセロナのガウディ建築
 

歴史的建築物5.カタルーニャ音楽堂

モデルニスム建築はガウディだけじゃない!ドメネク・イ・ムンタネールの代表作。

モデルニスム建築はガウディだけじゃない!ドメネク・イ・ムンタネールの代表作

ガウディだけがモデルニスム様式の建築家だった訳ではありません。カタルーニャ音楽堂は、ガウディのライバルとも言われる、ルイス・ドメネク・イ・ムンタネール作のコンサートホール。とにかくゴージャスな建物で、花のモザイクや彫刻がこれでもかというくらい装飾された外観に驚き、中に入ってさらにびっくり! なんとも圧巻なのが、メインホールの天井のステンドグラスです。さらにステージ脇の壁にも細かい彫刻がびっしりと飾られています。今もクラシック音楽などのコンサートが開催されているので、日程が合えば是非参加したいもの。

<DATA>
■Palau de la música catalana
住所:Calle Palau de la musica 4-6(Googleマップ
TEL:93 295 7200
開館時間:8:45~、9:00~、9:15~(他の時間はガイドツアーになります)
休み:なし
入場料:15ユーロ
【関連記事】カタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院/スペイン

≫≫次ページではバルセロナの美術館を紹介します
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