バルセロナの街で過ごした芸術家、ピカソの作品が展示されている「ピカソ美術館」については、前回紹介しましたね。今回はそのピカソが同世代の斬新な芸術家たちと出会い、様々な芸術論議に明け暮れたと言われる噂のカフェを紹介いたします。

当時の芸術家たちのたまり場だったクアトロ・ガッツ

クアトロ・ガッツ店内
ここでピカソも仲間たちと語り明かしました。
4匹の猫という意味の「クアトロ・ガッツ」は、1897年にパリのキャバレー「黒猫」を模してオープンし、10年弱営業しただけのお店でした。当時、バルセロナに集まるカタルーニャの19世紀末を代表する芸術家達が集まる活気のあるお店でした。ピカソも18歳の無名なころに仲間と共にここに出入りし、芸術への想いを熱く語り明かしました。

また、このお店は才能が満ちていた若きピカソが個展を開いたお店ということで、今でもその名を知られています。当時、若かったピカソも仲間たちと店のメニューやポスターなどのデザインも手がけていました。

1981年に当時のお店を再現

実際にピカソが通っていたお店はすでに閉店してしまいましたが、ピカソ生誕100周年の1981年に当時の店の雰囲気を再現したかたちで再びオープンしたのが、今の「クアトロ・ガッツ」です。

バルセロナにはこの頃のピカソの作品が展示されている「ピカソ美術館」もあります。美術館のお土産ショップで絵葉書やグッズを購入して、さらに、この店で当時の雰囲気を満喫しながら、友達に絵葉書を書いたり、ピカソの若いころのことを想像してみるなんて素敵ですね。

次のページでは、クアトロガッツへの行き方や店内の様子をご案内します。