マンション購入術/マンション情報収集術

不動産の儲けの仕組みを知る9.販売価格の法則(後編)(2ページ目)

シリーズ不動産会社の儲けの仕組みを知る」9回目は、「住戸価格の法則(後編)」をお届けします。前・中編で、マンション住戸の値付けの法則を見てきましたが、それを踏まえて、今回は自分にあった住戸をどう絞り込んでいけばよいかをご説明します。

大久保 恭子

執筆者:大久保 恭子

これからの家族と住まいガイド

自分に合った住戸の絞り込み方
3、向き・階数・位置を優先して住戸を更に絞り込む 

リストアップした条件のうち上位3位とするのが望ましい向き、階数、位置の条件に合った住戸が絞り込まれてきます。

このとき、自分の予算との兼ね合いで、広さ・間取り・向き・階数・位置を優先すると、エレベーターや多数の人が集まる共用施設に近い住戸に妥協せざるを得ないという決断に迫られることがあるかもしれません。迷ったすえに、エレベーターに遠いところを選ぶがために、向きや階数を犠牲にするといった判断は、住んだあとの住み心地を考慮するとあまりお勧めできません。

快適に暮らすには、はエレベーターの位置など共用施設の位置関係より、向き・階数・位置のほうが優先されるべき条件です。

自分に合った住戸の絞り込み方
4.自分の好みの条件により住戸を更に絞り込む  

向き・階数・位置で、絞り込んだ住戸の価格が自分の予算と比較して下回っていたなら(そういうケースは稀ですが)、より自分の嗜好性に合った条件の住戸を優先的に選ぶことができます。南面3室・ワイドスパンといった間取りやルーフテラス、メゾネット、ワイドスパン、専用庭などの付加価値を取り込むことができるというわけです。

ところで、間取りや付加価値は、基礎的な居住性にプラスするものですから、どの条件を優先するかは、自分次第、お好きにどうぞ、となります。

中古マンションでも同じ法則が成り立つかどうかは、次のページで。
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