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世界の「パンケーキ」 気になる定義は?

最近は日本でもパンケーキブーム。でも、日本のお好み焼きだって、英語にすれば“ジャパニーズパンケーキ”になってしまう……。そんな広義でとらえれば、かなりバラエティ豊かな世界のパンケーキあれこれを紹介します。

古屋 江美子

執筆者:古屋 江美子

旅行ガイド

英語ならお好み焼きもパンケーキ 

リコッタパンケーキ

billsのリコッタパンケーキ

最近は日本でもパンケーキブーム。世界一の朝食と謳われるオーストラリアの有名店「bills」(ビルズ)やハワイの人気店「Eggs’n Things」(エッグスンシングス)などが日本にも進出し、すっかりポピュラーになりました。

パンケーキのパンとは英語で“平鍋”のこと。つまりパンケーキは、フライパンなどで焼いたケーキという意味です。ブレッド(bread)のパンではないですよ。小麦粉や卵、牛乳などで作った生地をバターで平たく焼くのが基本のレシピですが、形や味のバリエーションは多彩。呼び方も国によって異なり、たとえばオランダなら「パナクック」だし、スウェーデンなら「パンカーコー」。ニュージーランドやオーストラリアではひとくちサイズのパンケーキ「パイクレット」がおなじみです。

 

ガレット

クレープはブルターニュ地方の名物そば粉のガレットに由来

また、ベーシックなパンケーキのほかにも、英語にすると“パンケーキ”になってしまう料理も少なくありません。たとえばジャパニーズパンケーキといえば“お好み焼き”(またはどら焼き)だし、「クレープ」だって薄く焼いたフランス風パンケーキと説明することもできます。そこで今回は英語にすると「パンケーキ」になってしまう、世界各地の料理をいろいろ集めてみました。

ちなみにイギリスをはじめとする英語圏では、カーニバル(謝肉祭)の最終日、シュローブ・チューズデー(告解火曜日)をパンケーキデーと呼び、パンケーキを食べる習慣があります。その後のレント(四旬節 ※イースター前の40日間)には肉や卵、バターなどを控えるので、それらを使いきるのが元々の目的だったよう。イギリスのパンケーキはクレープのように薄く、レモンと砂糖をかけるのが定番です。

 

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