スコーンのようにサクッ。でも、中はふんわりやわらか!
ホットビスケットと聞くと、カリカリのクッキーのようなものを思い浮かべるかもしれませんが、ここで紹介するのは朝食やフライドチキンに添えられる、アメリカの小型パンです。スコーンのように見えますが、スコーンよりもソフト。焼き立てはいくらでも食べられてしまいます。スープやサラダと一緒に軽食にしてもいいですが、おすすめは「オールドファッションストロベリーショートケーキ」。留学中、感謝祭(サンクスギビングデー)に大学のカフェテリアで初めて食べたのですが、日本のショートケーキに劣らないおいしさで、大感激でした。アメリカでは、ちょっとハレのイベントで食べることが多いようです。「ショートケーキ」とは、もともと手間がかからず、短時間でできるケーキという意味なんですね。
ホットビスケットの材料(6個)
ホットビスケットの作り方・手順
ホットビスケット
1:
薄力粉、ベーキングパウダー、重曹、塩をあわせて、一緒にふるう。
2:
ふすまと砂糖を加え、スプーンなどでよく混ぜる。
3:
粉の入ったボウルに、冷やしておいたバターを入れる。
4:
バターを粉にまぶしながら、指先でつぶす。
5:
バターがあずき大になったら、中央にくぼみをつくる。
6:
くぼみに、合わせておいた生クリームとヨーグルトを流し入れる。
7:
スプーンでざっくり混ぜてから、手でひとまとめにし、打ち粉をした台に取り出す。
8:
10回ほど軽くこねる。
9:
できるだけ四角に形を整えて、ラップにくるむ。冷蔵庫で30分以上、休ませる。
10:
打ち粉をした台に取り出し、粉をまぶした麺棒を生地にあてて四角く形を整える。
11:
麺棒で厚さ1.5cmほどに伸ばす。
12:
直径7cmのコップなどを生地にあてて、丸く抜く。
柔らかい生地なので、コップの縁にも粉をまぶしましょう。13:
オーブンシートを敷いた天板に間隔をあけて並べ、溶き卵を表面に塗る。170℃に温めたオーブンで、うっすら焼き色がつくまで、15~20分焼く。
卵を塗ったあと、お箸などで表面に穴をあけると、よりビスケットっぽくかわいくなります。14:
焼き上がったら、網にのせて冷ます。
オールドファッションストロベリーショートケーキ
15:
オールドファッションストロベリーショートケーキをつくる。イチゴは耐熱容器に入れ、フォークで粗めにつぶす。
16:
砂糖を好みの甘さになるまでふり、全体を混ぜ、5分ほどおく。ラップをかけて、電子レンジで5分ほど加熱する。
17:
粗熱のとれたホットビスケットを横に2つに割り、イチゴソースとホイップクリームをはさんで完成。
ガイドのワンポイントアドバイス
ホットビスケットはできたてが一番おいしいのですが、冷めてしまったらアルミホイルに包んでトースターやオーブン、またはグリルで温めましょう。ハチミツやメープルシロップをかけただけでもおいしいです。(パン制作/松野玲子 撮影・スタイリング/野口英世)
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※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。