ストレス/人間関係・人付き合いのストレス

会話力を伸ばすには「応答力」を磨くのが基本!

【公認心理師が解説】事務的なことは話せるけど、たくさんの人の輪に入ったり、雑談をしたりするのは苦手……。そんな人が会話力を伸ばすには「応答力」の基本を押さえるのが近道。軽い話題を質問されたときに、自分の言葉で応答するトレーニングをしてみましょう!

大美賀 直子

執筆者:大美賀 直子

公認心理師・産業カウンセラー /ストレス ガイド

会話力を伸ばすには、軽い話題の質問に「自分の言葉」で答えること

会話力をつけるには「応答力」を磨くのが基本

会話から逃げてついついメール……これが会話力を低下させる悪循環のもとになる

年齢を重ねるにつれて多様な人々と交流する機会が増え、用件以外の軽い話題をかわしあう機会も増えていきます。軽い話題に苦手意識を持つ方は少なくないものですが、回避せずに慣れていくことが会話力を伸ばす上では大切です。

自分から軽い話題を振ることは、とても高いハードルに感じられる人も多いでしょう。無理をして話題を振らなくていいのです。

むしろ大切にしたいのは、話しかけられたときにしっかりと応答すること。これさえできれば、会話力は確実にアップします。
 

「今朝は(いつもより)早いですね」の質問にどう答えますか? 

たとえば、出勤時に「今朝は(いつもより)早いですね」と声をかけられたときにどう答えますか?「まあ、ちょっと…」「あ、はい…」、こんなあいまいな応答で終わらせていませんか?

尻切れトンボで会話を終えると、会話はそれ以上発展しません。質問を受けたときに「なぜ早く出勤したのか」という理由を自分の言葉でしっかり応答する。これさえできれば、会話力は格段にアップします。

早めに出勤したことには、理由があるはずです。「いつもより30分も前に目がさめた」「午前中に片づけたい仕事がある」というように。それが相手に伝わるように、一文で(回りくどくなく)伝えることです。
 

会話力向上の第一歩! 3つの「応答力」トレーニング

outou3

どんな問いかけにも、「自分の言葉」でしっかり返すことが大切

例題を出しますので、自分なりの応答を一文で考えてみてください。「正解」はありません。自由に考え、声に出してつぶやいてみましょう。

1. 「天気の質問」への応答
「天気の質問」は会話の王道中の王道。今朝見た天気予報、洗濯物の心配など、自分なりの応答をつぶやいてみましょう。
  • 「今日はいい天気ですね」→
  • 「今日の天気はいまいちですね」→
  • 「今日の天気はどうなるんでしょうね」→

2. 「外見の質問」への応答
髪型や服など「外見の話題」も会話の王道。次のような質問にどんな応答をしますか?
  • 「今日の服、おしゃれですね」→
  • 「髪の毛を切ったんですね」→
  • 「今日の印象、ちょっと違いますね」→

3. 「プライベートな質問」への応答
人間関係は、プライベートな話題を交わし合うことで深まります。次の質問への応答を考え、つぶやいてみましょう。
  • 「お住まいはどちらですか?」→
  • 「週末はどこかに行かれるんですか?」→
  • 「先日のお土産、おいしかったです」→
  • 「お子さんは元気ですか?」→
  • 「○○が趣味(詳しい、上手)なんですってね」→
上のような質問への応答を練習し、応答のパターンを準備しておくと、軽い話題に慣れていけると思います。

タレントのように、うけることをねらった応答をする必要はありません。日常的な軽い話題に対して、自分の経験や感想を素直に答える習慣に慣れていくと、会話力は伸びていきます。

【関連記事】
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※当サイトにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。
免責事項

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます