さっくりフォカッチャのレシピ! トッピングを変えて楽しめる
日本でもフォカッチャはすっかり市民権を得ています。イタリア料理に添えたり、サンドイッチにしたり、ピザのように好みの具をのせて焼いたり、生地がシンプルなぶん、いろいろな応用がききます。さっくりとした、歯切れのよいパンにしたいので、こねすぎないようにします。15分ほどこねて、表面がなめらかになれば十分です。
フォカッチャの材料(大1個、または中2個と小3個)
フォカッチャの作り方・手順
混ぜる
1:フランスパン専用粉、塩、砂糖を混ぜる。
大ボウルにフランスパン専用粉、塩、砂糖を入れて、スプーンやゴムベラなどでよく混ぜる。
分量の水から大さじ1をとり分け、残りの水とインスタントドライイーストを混ぜ溶かしておく。
分量の水から大さじ1をとり分け、残りの水とインスタントドライイーストを混ぜ溶かしておく。
2:インスタントドライイーストを溶かした水を入れる。
粉のボウルに、インスタントドライイーストを溶かした水を入れ、スプーンなどでよく混ぜる。水が足りないようなら、先ほどとり分けておいた大さじ1の水を加える。
3:オリーブ油も加え混ぜる。
粉と水が均一に混ざったら、オリーブ油も加え混ぜる。
4:ひとまとめにしていく。
粉けがなくなったら、ゲンコツで生地を押さえるようにして、ひとまとめにしていく。
こねる・発酵
5:台にとり出す。
生地をひとまとめにしたら、台にとり出す。
6:右手は上に左手は下に引き伸ばすようにする。
右手のひらのつけ根と左手の指先を生地にあて、右手は上に左手は下に引き伸ばすようにする。
7:手前に折る。
生地が伸びたら、手前に折る。
8:右手と左手で引き伸ばし、また折る。
再び、右手と左手で引き伸ばし、また折る。これを繰り返す。
9:10~15分こねる。
生地がもろもろしないで均一になるまで10~15分こねたら、丸くまとめて、表面を張らせるようにひっぱり、裏できゅっとひねって留める。
10:一次発酵させる。
中ボウルに入れて、水にぬらして固く絞った布巾をかけて一次発酵させる。オーブンに発酵機能があるなら30℃で約50分。25℃~30℃の室内なら、1時間~1時間半、生地の大きさが2倍くらいになるまでおく。
パンチ・分割・丸め・ベンチタイム
11:発酵後の生地。
発酵後の生地は2倍くらいにふくらむ。
12:パンチダウン。
生地を台にとり出して、指先でそっとつぶし、パンチダウン。カードやスケッパーを使って、好みの大きさに分割する。今回は生地を中2個、小3個に分割したが、大きく1個にしてもよい。
13:手のひらや指先で平らにする。
分割した生地は一度、手のひらや指先で平らにする。
14:15分ほど休ませる。
生地を平らにしたら、周囲の生地を中心に集めてつまみ留め、おまんじゅうのように丸く形を整える。台の上に生地を、間隔をあけて並べ、ぬらして固く絞った布巾をかけて15分ほど休ませる(ベンチタイム)。
成形・最終発酵・トッピング・焼成
15:丸い円盤状にする。
休ませた生地は麺棒を使って丸い円盤状にする。厚みは1cmくらいに。
16:最終発酵させる。
オーブンシートを敷いた天板に、間隔をあけて並べて、ぬらして固く絞った布巾をかけて、最終発酵させる。オーブンに発酵機能があるなら30℃で約30分。25℃~30℃の室内なら、30分~50分、生地がひとまわり大きくなるまでおく。
17:岩塩を全体にふる。
最終発酵を終えた生地の表面に、指でいくつかくぼみをつくる。オリーブ油をたっぷり回しかけ、岩塩を全体にふる。
18:200℃に温めたオーブンで、15~20分焼く。
フルーツをのせ、あられ糖をふってもいい。ぶどうやチェリーなら生のまま、ネクタリン(写真)、りんご、洋梨など水分の少ないフルーツは、バターでソテーし、砂糖をふってやや焦がしてからのせるとおいしい。
200℃に温めたオーブン(ガスオーブンなら10~20℃低めに設定)で、15~20分、きれいな焼き色がつくまで焼く。
200℃に温めたオーブン(ガスオーブンなら10~20℃低めに設定)で、15~20分、きれいな焼き色がつくまで焼く。
19:完成!
完成! 「オリーブ油と岩塩のフォカッチャ」は、焼き上がりにもオリーブ油を塗ると、いっそう風味がます。
20:「フルーツフォカッチャ」
「フルーツフォカッチャ」は、ジューシーなフルーツとさっくりした生地との相性が抜群。熱々をどうぞ。
ガイドのワンポイントアドバイス
さっくりしたフォカッチャは、サンドイッチにするならマヨネーズであえた卵やツナサラダ、やわらかく練ったクリームチーズと生ハムなど、やわらかいフィリングが合います。(パン制作/松野玲子 撮影・スタイリング/野口英世)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。