マグロのうまみたっぷり ねぎま鍋
江戸時代から伝わる庶民の味、ねぎま鍋。昆布と鰹節からとった天然だしをベースに甘辛く仕上げたスープは体をぽかぽかと温めてくれます。マグロのうまみ、ねぎの甘みが絶妙! 旬の野菜やきのこも盛り込んだ具だくさんの鍋料理です。締めは、煮込みうどんや溶き卵を加えたおじやなどがお勧めです。
ねぎま鍋の材料(3人分)
ねぎま鍋の作り方・手順
鍋スープを作る
1:昆布の汚れをとる
ふきんを水で湿らせ、固く絞っておきます。昆布の表面を丁寧にふきんで拭きます。
ふきんに水分が多く含んでいると、昆布の表面にぬめりが生じ、うまみが逃げてしまいます2:昆布に切れ目を入れる
キッチンバサミなどで、昆布の端にのれん状の切れ目を入れていきます。
切れ目を入れることでうまみがより多く出てきます3:昆布を水に漬ける
鍋に水を入れて昆布を加え、30分程漬けておきます。
4:火にかけ、沸騰する直前で昆布を引き上げる
そのまま鍋を中火にかけ、沸騰する直前で昆布を引き上げます。
グツグツ煮ると、昆布のぬめりが出て美味しいだしが作れません5:鰹節を加える
火は止めずに、鰹節を続いて加えます。沸騰する直前で火を止め、鰹節が沈殿するのを待ちます。
グツグツ煮ると、鰹節の臭みが出てしまいます6:鰹節を漉し、調味料を加える
鰹節があらかた沈殿したら、ふきんを広げて漉します。これに醤油、みりん、酒を加えておきます。
漉したあとの透き通ったスープがだしです具材を切る
7:マグロを切る
包丁をねかし、1cm程度の厚さに大きめにスライスします。
お好みで、サイコロ状や短冊状に切ってもかまいません8:野菜、きのこ、豆腐を切る
ねぎと水菜は根元を切り5cmの長さに切ります。白菜はざく切りにします。しめじとえのきは石づきをとり、ほぐしておきます。焼き豆腐は1辺が4cm程度の立方体に切っておきます。
ねぎま鍋を作る
9:鍋スープを中火にかけ、具材を煮る
鍋スープを中火にかけます。小さい泡がフツフツと出て沸騰してきたら、火が通りにくい野菜(ねぎ、白菜の白い部分)、焼き豆腐を先に入れ、1分程したら白菜の葉の部分、水菜、しめじ、えのきを入れていきます。計3~4分程煮たら食べ頃になります。マグロは食べる直前に、表面に火が通るように鍋スープにつけて半分レアの状態にします。薬味はお好みでどうぞ。
ガイドのワンポイントアドバイス
マグロの赤身の部分には貧血を予防する鉄分、アンチエイジング効果のあるビタミンEなどが多く含まれています。マグロのトロの部分にはカルシウムの吸収をサポートするビタミンD、脳梗塞や心筋梗塞を防ぎ、認知症を予防する効果のあるEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)が豊富に含まれています。
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※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。