住まいを探している人の多くが当初たてた予算より、1割程度、額にして200万~300万円前後は予算オーバーするマンションを選ぶ傾向にあります。予算どおりではないと絶対ダメという場合に試していただきたい方法があります。

これからシリーズ記事として、予算オーバーしてしまった金額別に、試していただきたいその対処法を解説していきたいと思います。第1回目は“300万円オーバーしてしまったら”の対処法です。

300万円オーバー
街もマンションも変えずに、住戸の選び方を変える 

予算300万円オーバーは、住戸を選びなおしてみる

マンションは気に入っているのに、予算オーバーだからとそのマンションを諦める前に、住戸を選びなおしてみませんか?

現在検討している街に気に入ったマンションが見つかったのに、予算という現実を目の前にして、妥協してしまうのでは、満足度の低いマンション選びになってしまいます。

そこで、検討しているマンションを諦めずに、自分の予算範囲内の住戸を選びなおす方法をご説明します。そのためには、マンション特有の値づけの方法を知っておくことが必要です。

マンションの値づけの方法とは

マンションの値づけは、まず1棟のマンションの中から最も標準的な住戸を選び出します。下図にあるように、11階建て・総戸数64戸、すべての専有面積が60平米のマンションがあったとします。不動産会社が見込んでいる売上げから想定すると、1住戸当たりの平均価格が3500万円となります。通常、標準的な住戸は、中間階の中間住戸となります。したがって、このマンションの6階住戸が3500万円の価格となります。

マンションの値づけ
次に、この住戸の価格を基に、価格を足したり引いたりしていきます。上階にいくほど人気が高まるので、1階あがることにプラス40万円。人気が高い角住戸にも、たとえば、南西角住戸プラス100万円、東南角住戸プラス200万円というように。さらにルーフバルコニー付きはブラス100万円、1階住戸の専用庭付きはプラス80万円というように設定していきます。

一方で標準住こより下階にいくにしたがって価格をマイナス40万円とし、隣接する建物の影になって日当たりが悪くなる住戸や騒音などの影響が出そうな住戸の価格もマイナスします。結果として、このマンションは、最低3440万円~最高4000万円の価格の幅ができます。

次のページでは、住戸の選びなおしの決断方法をみていきましょう。