トートバッグの作り方!裏地付き、マチとポケットで機能性もアップ
今回は表地にモチーフ入り、裏地を無地の布にしましたが、表が無地で裏がモチーフ入りでも
「
30分で出来る裏地付バッグ」を応用した、トートバッグの作り方を紹介します。基本の手さげバッグに、持ち手、ポケット、マチを作る手順が増えます。さらに今回はシュシュで作ったコサージュもプラス。小型ですが、マチの広いバッグは日常使いにとっても便利。ミシンに慣れている方なら、3時間もあれば十分作れるでしょう。ミシン初心者さんや手縫いの場合は、もう少し時間がかかりますが、各手順を丁寧に作っていけば、意外に簡単に作れますよ!
裏地付きトートバッグの作り方:準備するもの
表地と裏地、2種類の布を準備します
布は表地と裏地の2種類準備してください。90cm幅以上の布なら、各60cmもあれば十分。余った布で、シュシュなども作れます。
裏地付きトートバッグの作り方:手順
B4サイズを2枚つないで、型を作ります
1:袋本体は、B4サイズの用紙2枚をテープでつないで型を作ります(約36.4cm×51.4cm)。画像では中心の赤線箇所がつなぎ合わせた所。布の裏側に、型に沿って下書きします。この線が縫い線になります。縫い線の周囲に、各辺2cmずつの縫い代をとって、縫い代線を引きます。
縫い代線で布をカットします
2:持ち手の縫い線は3×40cm、縫い代は周囲各1cm、表地と裏地の各2枚ずつ計4枚を準備します。ポケットの型にはポストカード(17×10cm)を用いました。縫い代は入れ口が2cm、他の周囲は1cm。今回は裏側にポケットを付けたので、裏地用の布を用いました。全ての型を布の裏側に写し、縫い代線で布を裁ちます。
ポケットを準備します
3:ポケットの縫い代を内側に折り、アイロンをかけておきます。入れ口のみ、三つ折りにして布端から5mm程の線を縫っておきます。
持ち手を中表に合わせます
4:持ち手を、表地と裏地、布の表側がそれぞれ内側になるように合わせて縫います。両側の端は縫わずに、そのまま開けておきます。ちょうど、細長い筒のようになっています。
持ち手を縫って、ひっくり返します
5:開いている箇所から持ち手の布をひっくり返します。表向きに返せたら、アイロンをかけて、きれいに整えておきます。
ポケットを裏地の表側に縫い付ける
6:手順3で準備したポケットを、裏地の表側に縫い付けます。ガイドは袋本体の入れ口の縫い線から、約4cm下にポケットの入れ口がくるように合わせましたが、位置はお好みで調節してください。
持ち手を仮縫いします
7:裏地の表側に持ち手を仮止めします。今回は入れ口の幅の中央に印をつけ、そこから持ち手が各6cm離れるように置きましたが、好みで調節してください。
持ち手は、上からみるとこんな感じ
8:持ち手を仮縫いします。後で表地をかぶせるため、マチ針だと取れなくなるので糸で縫ってください。上から見ると持ち手は画像のような状態で付いています。
持ち手を挟んだ状態で、2枚の布を中表に合わせます
9:表地を中表に合わせます。ちょうど持ち手を挟んだ状態で、表地と裏地それぞれの布の表側が内側になっています。入れ口側をマチ針で仮止めします。
入れ口を縫います
10:入れ口の縫い線(画像ピンクの線)と、縫い線から1cmほど布端側(画像赤線)の線を、持ち手も一緒に縫います。それぞれの入れ口、同じように縫ってください。
脇から、表側にひっくり返します
11:入れ口を縫い終われば、開いている脇から布を表側にひっくり返します。この状態で一度アイロンをかけて、入れ口の布の重なりなどをきれいに整えておきます。脇の縫い代を、ジグザクミシンやロックミシンで処理します。
底になる線で半分に折り、脇を縫います
12:袋本体の底の線を中心に、裏地が表側になるように半分に折り、両脇を縫います。
マチを準備します
13:左右の底をそれぞれ三角にして、マチを作ります。底の線と、脇の線を重ねるような感じで合わせると、画像のような三角になります。三角の底辺(画像の黄色い仮縫い線)を縫います。底辺の長さがマチの幅になります。今回は10cm幅取りました。
マチは底から見ると、こんな感じ
14:マチを裏側の底から見たところです。慣れない間は、仮縫いして、一度表側にひっくり返し、きちんとマチが付いているか確認してから、本縫いするとよいでしょう。
小さめのシュシュを作ります
15:シュシュをコサージュ風にした物を飾りで付けます。今回は縫い代込みで、40×10cmの布で、シュシュを作りました。シュシュの作り方は、「
ヘアアレンジに大活躍! シュシュを作ろう」の記事を参考にしてください。
シュシュを中心でねじります
16:出来上がったシュシュを、中心で半分にねじります。画像のように、輪が二つできたような感じになります。
2つの穴を合わせて、軽く縫い留めます
17:それぞれの輪を合わせると、画像のようになります。この状態で形が崩れないように、数箇所軽く縫っておきます。
出来上がり
18:袋本体を表側にひっくり返します。シュシュのコサージュを、好みの場所に縫い付けて出来上がり。
今回は、脇の縫い代を、手順11の時にジグザグミシンで処理しました。ジグザグミシンやロックミシンがない場合、手縫いの場合は、「
裏地付の手さげバッグを作ろう! 30分コース」記事内にあるやり方を参考にしてください。
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