ワイルドカードは魔法の呪文
前回の「アルファベットをすべて選択して半角に統一する」では、文書中のアルファベット(全角/半角)だけを選択する方法を紹介しました。そこで利用したのがワイルドカードです。前回使ったワイルドカードの指定は、次のとおりです。[a-zA-Za-zA-Z]
カギ括弧の [ ] で囲むと、その中の1文字だけを指定することができます。ですから、たとえば、
[あいう]
と指定したら「あ」「い」「う」のどれか1文字の意味になりますから、文書中の「あ」「い」「う」を検索・選択できます。
半角の「-」(ハイフン)は文字の範囲を指定します。「a-z」であれば半角アルファベットの「a」から「z」までの文字を意味します。なお、ここでいう範囲とは、文字を文字コード順に並べたときの範囲になるので注意してください。文字コードの順番は、IMEパッドの文字一覧の順番と考えてかまいません。以上から、たとえば半角で
[0-9]
と指定すれば、半角数字の0~9までを検索・選択できることになります。
このように、ワイルドカードを利用するとさまざま文字を指定できます。次ページでは、ワイルドカードで利用できる記号をまとめておきます。