京都グルメ/京都のイタリアン

マンマ・ディ・ブー(mamma di Boo)

トスカーナの伝統料理をガッツリと食べられるトラットリア「mamma di Boo」! 草食系イタリアンに、ちょっぴり飽き気味のイタリア好きさん達に捧げたい肉食系な一軒です。

執筆者:麻生 玲央

伝統的トスカーナの味「mamma di Boo」

mamma di Boo

mamma di Booの外観

京都には図子(ズシ)と呼ばれる車の入れない細い路地があちこちに残っていて、その風情溢れる通りには、観光客が知らないような地元民御用達の店が点在しているのです。中でも四条烏丸交差点からほど近い、四条通から一筋上がった東西に延びる「撞木(しゅもく)図子」は近年、安ウマ系のお店が軒を連ねるグルメ小路に変貌しつつあります。

この路地には昔、有名なビストロがあり、京都のビストロマニアさんなら懐かしさがこみ上げてくることと思いますが、まったく同じ場所に2010年9月1日、トスカーナの伝統料理をお腹一杯食べられる類稀なトラットリアが誕生しました。
Boo

豚さんのイラストがトレードマーク

その名は「Trattoria mamma di Boo(トラットリア・マンマ・ディ・ブー)」。ご夫婦で力を合わせて開店されたのですが、シェフはなんと奥様(マンマ!)の山田由香さん。1階、2階を駆けずり回ってユーモア溢れるフレンドリーなサービスを担当されているのが、ご主人である光芳さんです。

ご夫妻

シェフは奥様、サービスが旦那様という体制です

シェフは女性ながら、5年前、トスカーナ地方のシエナ北方の町「カステッリーナ・イン・キャンティ」に1860年から続く、名トラットリア「アンティカ・トラットリア・ラ・トッレ(Antica Trattoria La Torre)」の門をたたき、本場の伝統トスカーナ料理を1年間みっちり修業されました。

山の中の大自然にあるトスカーナの名店では、海の幸よりも断然、山の幸や肉料理(ジビエ)ばかりだったこともあり、シェフの得意料理も肉料理や煮込み料理など、肉食系メニューとのこと。特にこれからの寒くなる季節はジビエ料理も豊富にラインナップされますので、ジビエ好きな肉食系イタリアン男子&女子の皆さんは要チェックされたし!です。

次ページでは、ディナーメニューからの料理を御紹介します。
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