ステーショナリー・文房具/ステーショナリー関連情報

大きさを変幻自在に変えられるブックカバー(2ページ目)

本には文庫本、新書、単行本など、色々なサイズがあります。ブックカバーを付けるには、その本のサイズごとに用意しなくてはなりませんでした。今回ご紹介するブックカバーは、なんとフリーサイズ。つまり、色々なサイズの本にセットすることが可能となるのです。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド

これまでにない取り付け方法

まず、ブックカバーを先ほどの様にシート状に机の上に広げる。このときツルツルとした合成皮革側を上にする。

その上にカバーをかけたい本を載せる。私はまず、文庫本で試してみた。

本はカバーの上端をあわせるようにする。広げたブックカバーの上には、中心がわかりやすいように、しおりのリングがある。ここに本の中心である背を合わせる。
amanecaundefinedフレキシブル&スータブルundefinedブックカバー

まず、本をこの様にカバーの上側にあわせて置く

次に、このブックカバーの最大の特徴、本のサイズに合わせていく。

先ほど、本をカバーの上側から合わせたので、下に余った部分が出来てしまう。それを折りたたんでいく。うまい具合にそこには、幾つも溝がついている。この溝を利用して折りこんでいく。折り込む際は谷折りではなく山折りにしていくのがポイント。
amanecaundefinedフレキシブル&スータブルundefinedブックカバー

カバーの下側には、いくつもの折り線がある

amanecaundefinedフレキシブル&スータブルundefinedブックカバー

その折り線を利用して、この様に折り込む

ここが書店で付けてもらう紙のカバーの時とは違うところだ。

ちなみに、この溝の間隔を計ってみたら、あるところでは1cm、 またあるところでは8mmとまちまちになっていた。どうやら、これは代表的な本のサイズに合わせて作られているようだ。

これで本の縦方向のサイズは決まった。次に横方向を合わせていく。

本の表紙を広げて、それをくるむようにしていく。くるむと同時にゴムバンドがあるので、それをグルリと表紙に巻いて固定していく。
amanecaundefinedフレキシブル&スータブルundefinedブックカバー

表紙、裏表紙をくるむようにして、ゴムバンドで巻いて固定する

amanecaundefinedフレキシブル&スータブルundefinedブックカバー

この時、ベロを内側にしまいこむ

これで完了。

一般的なブックカバーは表紙をカバーのポケットの中に差し込む方式だが、これは本の表紙にくるむようにしていく。この点でも本の表紙の長さ、そして厚さにあわせて自由に調整していけるということにつながる。
amanecaundefinedフレキシブル&スータブルundefinedブックカバー

本をくるみ、そしてゴムバンドで固定するというスタイル

ゴムバンドでしっかりと固定しているので、書店の紙カバーのように本からカバーだけがスルスルとずれてしまうということもない。
アマネカundefinedブックカバー

セットしたては、カバーが完全に本に馴染んでおらず、ややボリューム感が出てしまうが、じきに落ち着いていく 

この要領で他のサイズも付けていくことができる。

文庫本の他、単行本にもセットしてみた。個人的には文庫本よりも単行本の方がやや装着感に安定感があった。きっとそれは、本自体の表紙の厚みの関係だろうと思う。

このブックカバーを企画・デザインしたジェリーコールデザインの加藤さんによると、日本に古くから伝わる着物や風呂敷からヒントを得たという。

それらは、基本的には同じサイズであるにもかかわらず、様々な体型やものの大きさに合わせて美しく包み込んでくれるという点。なるほど確かに、くるんで、いろいろなサイズの本に合わせるという点が似ている。
amanecaundefinedフレキシブル&スータブルundefinedブックカバー

こちらは、単行本をセットしたところ。先ほどの文庫本の時よりスウェードの部分が大きく露出している

そして、カバーを取り付けた姿が美しい点もそうだ。スウェードと合成皮革のそれぞれが程よくと露出されていてゴムバンドそして、例の溝もアクセントとして効いている。また、折り返した部分はうまい具合にポケットになるのでちょっとしたメモやカードなどを忍ばせておくこともできる。そんなところも着物に似ている。
amanecaundefinedフレキシブル&スータブルundefinedブックカバー

外側はポケットになっているので、便利ブックカバー「アマネカ」。カラーバリエーションはオレンジとモスグリーン各3800円

対応サイズを超えるような書籍など全ての本に対応はしていないとのことだが、代表的なもの、たとえばコミックや辞書なども、ほぼ取りつけることができるという。これまでのように本のサイズに合わせて幾つものブックカバーを持たなくて済む。

また、このことは一方でブックカバーを販売されているショップさんにとってもメリットになるかも知れない。サイズごとにたくさんのブックカバーを取り扱わなくて済むので。

【関連リンク】
amaneca フレキシブル&サスティナブル ブックカバー サイト
「読書中に書き込みがしやすくなるペン」

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