パン/パン屋さん取材レポート(東日本)

ブーランジュリー べべ【鎌倉】

鎌倉の極楽寺に2010年9月、小さなパン屋さんがオープンしました。ブーランジュリー べべ。朝は菓子パンにヴィエノワズリ、お昼はお惣菜パン、午後からはハード系のパン。一日中、地元のお客さんが訪れて、店はすでに人々の生活の一部になっている様子です。ブーランジュリー べべの店主、安藤潤さんと彼の焼くおいしいパンをご紹介します。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

極楽寺の小さなパン屋さん

ブーランジュリー べべ

ブーランジュリー べべ


時折、江ノ電の長閑な音が聞こえてくる、鎌倉の極楽寺の近くに2010年9月、ブーランジュリー べべがオープンしました。

パンを焼いているのは安藤潤さん。大学卒業後、東京製菓学校で学び、鎌倉のベルグフェルドを始め何軒かで修業、茅ヶ崎のMOKICHIの店長を務めた後、奥さまの信代さんと極楽寺にお店を開きました。

地域の人々の暮らしの一部に

低温長時間発酵の山食パン(260円)

低温長時間発酵の山食パン(260円)


クロワッサン

発酵バター使用のクロワッサン(160円)。折数少なめでザクっとした食感。 ベルギーチョコ入りのショコラ(180円)もおすすめ。

安藤潤さん信代さん

安藤潤さん(右)信代さん(左)

観光地の喧騒に遠い極楽寺界隈を、信代さんは親しみをこめて「時が止まったような場所」と言います。この町でおいしいパンを求める人は、予想以上に多かったようです。10時にシャッターが開くと、ほどなくしてお客さんがぱらぱらと訪れ、それが夕方まで続きます。

 

安藤さん

工房の安藤さん

製造数に限りがあって予約は受け付けていないのですが、出がけに寄って「帰りまで預かっておいて」と支払いだけ先に済ませていく人がいるかと思うと、「手提げ袋はいいです。そのままで」と簡易包装のパンだけ持って店を出る人も多く、開店したばかりでありながら、店はすでに町の人々の生活の一部になっているのでした。

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