社会人の大学・大学院/社会人の進学・学生生活事例

会社を辞めて医師を目指す 26歳研究者の場合(3ページ目)

コピー機の開発研究職を辞め、医師の道へ!仕事と同時進行の受験勉強、そして4月から始まった医学生生活、医師を目指す決意に迫る!

西島 美保

執筆者:西島 美保

社会人の学びガイド

毎週テストのプレッシャー、アルバイトなど多忙な日々。後々、この決断がよかったと思えるように。

---想像と比べて、実際の医学生生活はどうですか?
午前中は講義、午後は大体実習です。
同じ講義が一週間続いて、次の週の最初にテストがあります。普通の大学でいう集中講義、という感じです。毎週テストが続くのと、すべての科目が必修ということもあり、精神的なプレッシャーがあります。

【ある一日のスケジュール】
7:30起床
8:30-12:00講義
13:00-16:00講義or実習 その後帰宅
(実習のときは19時くらいに終わることも)
帰宅後:塾の講師のバイトなど
※試験前(ほぼ毎週試験がひとつはある)は図書館または自宅で勉強。

---医学部の授業は期待通りでしたか?

生徒が先生の講義を評価するというシステムもあってか、大学の先生が非常に教育熱心です。気さくな方が多く、質問等もしやすい環境を作って頂いております。カリキュラムが非常に工夫されていて、効率的に知識を身につけていくことができます。

ただ、ロッカーがないので、パソコンと解剖の教科書などを持って歩くのが苦痛です…。

---どんな医師になりたいですか?
正直なところ、今の段階では理想の医師像が見えていません。これからの生活で、どういう医師になることが一番患者さんのためになるのかを考えながら、精進していきたいと思っています。

---現在社会人で、これから大学・大学院受験する人へのメッセージを
現段階では、自分が決めたことが正しかったかどうかはわかりませんが、後々、この決断がよかったと思えるように、お互い頑張りましょう。


大学受験生へ~医学部学士編入学と一般受験

今回インタビューに応じて下さったチャウさんのページ。医学部学士編入に関する情報(受験対策/志望動機、推薦書、各教科対策、面接でされた質問など)が満載です。各項目ごとに整理されており、また医学部受験にかかる費用など、細かいところまで公開されていて、受験生には心強いサイトです。


(ガイド西島より)
異分野(応用科学×医学)の組み合せは、思いがけない発展の道につながりそうで、ワクワクしますね。今後の人生が大きく変わる決断をしたときは、その後の生き方で、その決断の評価が決まると思います。会社員経験のあるお医者さんなら、会社員の悩みや状況もわかってくれそう。チャウさんがどんな医師になるのか、今後がとても楽しみですね。

【関連記事】
・会社を辞めたのに住民税が?(暮らしの税金)
・退職後の住民税支払い(一般事務)
・転職で出ていくお金(転職のノウハウ)
・人生はいつでもやり直せる!
・大卒じゃなくても大学院進学が可能に!
・大学院の実態

・仕事を辞めて進学した場合のメリット
・じんわりときく!くじけそうになった時に読むクスリ
・大学改革に潜むリスク
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます