最後はやっぱり…?引き取り手がいない短大・大学の場合
では、どこも引き取り手がなかった場合、在学生のデータはどうなってしまうのでしょう?中国人留学生問題で経営難に陥り、全教職員の給与未払い問題、労働基準監督署による倒産認定等で世間を騒がせた酒田短期大学(2004年、私立学校法違反で解散命令)の場合、引き取り手がなく、結果、卒業生の履歴は、文部科学省が引き継ぐこととなりました。
同短大卒業生の各種証明の発行は、文部科学省大学振興課に依頼する形になっています。ちなみに2003年3月には、同短大最後の学生6名が卒業しています。
閉学後は学校解体、ホームページ閉鎖に
一部の有名大学に学生が集まり、一方では定員割れなどで資金難に陥る大学との二極化が進んでおり、特に短期大学の生き残りは大変難しくなってきました。閉学後は、学校そのものがなくなり、ホームページも閉鎖され問い合わせが出来なくなることが多いようです。
せめて自分の母校の情勢だけは把握しておきたいものです。もし学生募集停止になったら、その後の引継ぎ先だけは確認しておきましょう。
【関連記事】
・大学改革に潜むリスク
・大学改革の波(子供の受験)
・大学倒産時代が目前に(子育てにかかるお金)
・仕事をしながら通信教育で大学卒業
・退職せずに進学するメリット
・後悔しない!留学先下見のチェックポイント
・新卒?中途?社会人学生の就職活動
・大学院の実態
・会社にばれるとどうなる?社会人の大学進学