ペーストプレビューの動作を確認しよう
そこで開発されたのが、貼り付ける前に貼り付けた状態を確認できる機能=「ペーストプレビュー」でした。貼り付ける前に「貼り付けたらどうなるか」がわかれば、取り消しをする必要もありませんよね。では、その具体的な使い方を紹介します。1.このようなサンプルで、「6/17」を「発売」の前に貼り付ける操作を紹介します。書式は次のように設定しています。
- 「6/17」……Arial、24pt、薄い青、下線
- 「Word 2010 発売」……AR P ゴシック体S、32pt、濃い赤
このようなサンプルで、「6/17」を「発売」の前に貼り付ける操作を紹介します
2.「6/17」の文字を選択します。
3.右クリックしてショートカットメニューを開き、[コピー]を選択します。
「6/17」の文字を選択したら、右クリックしてショートカットメニューを開き、[コピー]を選択します
4.貼り付け先にカーソルを置きます。
貼り付け先にカーソルを置きます
5.貼り付け先で右クリックしてショートカットメニューを開きます。メニューに[貼り付けのオプション]として3つのボタンが並んでいることに注目してください。ボタンの名前は、左から次のとおりです。
- [元の書式を保持]
- [書式を結合]
- [テキストのみ保持]
貼り付け先で右クリックしてショートカットメニューを開きます。メニューに[貼り付けのオプション]として3つのボタンが並んでいることに注目してください
6.まずは[元の書式を保持]にマウスポインタを合わせました。「6/17」という文字が元の書式のままで表示されました。このとき、ショートカットメニューが透明になっていることにも注目してください。このように、マウスポインタを合わせるだけで、貼り付け後の状態を確認できるのがポイントです。
まずは[元の書式を保持]にマウスポインタを合わせました。「6/17」という文字が元の書式のままで表示されました。このとき、ショートカットメニューが透明になっていることにも注目してください。このように、マウスポインタを合わせるだけで、貼り付け後の状態を確認できるのがポイントです
7.次に[書式を結合]にマウスポインタを合わせました。[書式の結合]では、貼り付け元と貼り付け先で同じ書式がある場合は、貼り付け先の書式が有効になり、同じ書式がない場合は、貼り付け元の書式がそのまま引き継がれます。このため、「6/17」のフォント、文字サイズ、文字色は貼り付け先と同じになり、下線だけがそのまま引き継がれています。
次に[書式を結合]にマウスポインタを合わせました。[書式の結合]では、貼り付け元と貼り付け先で同じ書式がある場合は、貼り付け先の書式が有効になり、同じ書式がない場合は、貼り付け元の書式がそのまま引き継がれます。このため、「6/17」のフォント、文字サイズ、文字色は貼り付け先と同じになり、下線だけがそのまま引き継がれています
8.[テキストのみ保持]にマウスポインタを合わせました。これは、カーソル位置に文字情報だけを貼り付ける方法です。文字だけを貼り付けると、貼り付け先の書式がそのまま引き継がれますので、貼り付け先と同じフォント、サイズ、文字色になっています。
[テキストのみ保持]にマウスポインタを合わせました。これは、カーソル位置に文字情報だけを貼り付ける方法です。文字だけを貼り付けると、貼り付け先の書式がそのまま引き継がれますので、貼り付け先と同じフォント、サイズ、文字色になっています
9.ここでは[書式を結合]をクリックして貼り付けました。もちろん、貼り付けたあとには[貼り付けオプション]ボタンが表示されるので、貼り付けるデータを切り替えることもできます。ただし、ペーストプレビューを使うと、その機会はかなり減るのは間違いないでしょう。
ここでは[書式を結合]をクリックして貼り付けました。もちろん、貼り付けたあとには[貼り付けオプション]ボタンが表示されるので、貼り付けるデータを切り替えることもできます。ただし、ペーストプレビューを使うと、その機会はかなり減るのは間違いないでしょう
このように、Word 2010の「ペーストプレビュー」を使うと、貼り付ける前に、貼り付けた状態を確認できます。細かい機能改良のようですが、その効果は非常に高いと思います。
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