回転寿司チェーンの売上を上げるマーケティング

外食産業は消費者の財布の紐が固くなり冬の時代を迎えている。
原油価格や穀物相場の高騰が続いた影響で、値上げが相次ぐなどここ最近は消費者の財布の紐も固さを増してきました。そのような環境の悪化にも関わらず、庶民の味方として頑張ってくれているのが1皿105円の回転寿司。最近では逆に1皿99円に値下げするチェーンなども現れて、たまに寿司でも食べようかという私達庶民にとってはうれしい限りです。

本来であれば、原材料や輸送コストがこれだけ高騰しているのですから、値上げをしなければやっていけないレベルなのでしょう。今や回転寿司を含めた外食産業の競争は激しく、簡単に値上げすれば客足が遠のくことも考えられます。2008年4月9日には、ファミリーレストランのデニーズを運営するセブン&アイ・ホールディングスが今後3年以内に130店舗を閉鎖する計画を発表するなど、外食産業は今まさに冬の時代を迎えていると言っても過言ではないのです。

そのような外食産業が逆風に立たされるなか、いかに回転寿司といえども、売上を上げることはそう容易ではありません。実際にガイド自身が調査したところ、売上をアップさせるために非常に興味深いマーケティング施策を実施していることが判明しました。

売上を上げるためには同じ顧客に何度もリピートしてもらうか、1回あたりの顧客単価をアップさせるかという要因が考えられます。この2つの要因に対して回転寿司はどのような対策を施しているのでしょうか?

まず、リピート対策として考えられるのは、ポイントカードの導入です。今では多くのお店でポイントカードを導入していて、めずらしいことではなくなりました。ポイントが貯まればそのお店で使える商品券などと交換できるために、何度も同じ店に足を運ぶリピータの育成に効果を発揮します。

他の業界と同じように、回転寿司でもこのポイントカード制を導入しているチェーン店もありました。500円ごとにポイントが貯まり、20ポイントになると御食事券500円分と交換してくれるというシステムです(ただ、さすがに原材料が高騰している昨今、このポイントカードは廃止になってしまいました)。