プレゼンテーション/プレゼンテーション力上達法

プレゼンのための分析力up法(2ページ目)

分析眼を養うことの重要性が納得できたら、次のステップです。「じゃあ、その分析眼はどうやって養っていけばよいのか?」

野村 尚義

執筆者:野村 尚義

プレゼンテーション・企画力ガイド

プレゼンの観察で学びとる方法

漫然と見ないということは、観点を明確に持って、人のプレゼンを見るということです。たとえば、「話の内容」「話の構成」「話し方」の3つに分けて観察してみたとしましょう。以下のような観点をもって見れるかどうかが、分析眼の鍛え方につながります。

■話の内容
  • 伝えたいメッセージが明確に表わされているか?
  • 具体的なエピソードはあるか?そのエピソードはどのように魅力的か?
  • メッセージの根拠となる事実はあるか? データ等の説得力は高いか?
  • 聞き手の知識・興味に合わせられた内容か?

■話の構成
  • 結論から話しているか?じらして最後に持ってきているか?
  • あるメッセージを伝えるのに、時間は長すぎないか?(間伸びしないか?)
  • あるメッセージを伝えるのに、時間は短すぎないか?(言葉足らずじゃないか?)
  • わかりやすく、まとめがあるか?

■話し方
  • 全体としての話し手の印象はどうか?
  • 声の大きさ・トーン・抑揚はどうか?
  • 表情・ボディランゲージ等はどうか?

などのポイントで見てみましょう。これで全てではないですが、最初は観点は少なめで始めたほうがいいと思います。ただ、上記のポイントに注目していたら、そこから閃くものは多いと思いますよ。
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