先輩としての心構えとは

後輩への接し方で、あなたの人柄がわかります。年下の人にも、尊重する気持ちを持ちたいですね

職場などで「先輩」という立場になった人は、先輩としての振る舞いに迷うことも多いと思います。先輩だからといってやたらと偉そうな態度をとったり、逆に若い人たちに必要以上に気を遣いすぎるのも適切な接し方とは言えません。「素敵な、信頼できる先輩」になれるよう、今回は、後輩との接し方について見てみましょう。
   

先輩としての心構え・振る舞い1:新入社員が挨拶に来た時の態度

 
 
新入社員の最初の仕事は、「自己紹介」。朝礼の時など、部署にいる全員の前で話す場合もあれば、1人1人の机を回って挨拶する場合もありますね。

いずれの場合も、相手が一生懸命話しているのに相手の方を向かない、仕事中だといわんばかりに下を向いたまま、あるいは腕を組んで聞くなどの態度は、好ましくありません。「あなたのことは興味がない」と言っているのと同じです。これから一緒の職場で仕事をしていく仲間なのですから、「歓迎」の気持ちとして、あなたの視線と笑顔を送ってあげてください。
 

先輩としての心構え・振る舞い2:部下と年齢差を感じて当たり前

年代の違いは、そんなに問題ではなくて、きちんとコミュニケーションが取れるかどうか

年代の違いは、そんなに問題ではなくて、きちんとコミュニケーションが取れるかどうか

つい最近まで学生だった新入社員たちとは、年齢の違い、世代の違いは感じずにはいられませんね。でも無理をして若い人たちに話を合わせて、今どきの言葉を使うなど、必要以上に相手に合わせる必要はありません。
 

先輩としての心構え・振る舞い3:後輩でも丁寧な態度でお願いする

いくら入ってきたばかりとはいえ、後輩に対して横柄な態度は禁物です。取引先、お客様、上司、同僚、後輩と相手によって言葉遣いや接し方が違うのは当たり前ですが、後輩に対してだけ強気な態度を取るなど、人格を疑われるようなことは慎みましょう。相手が、新入社員であろうと、仕事をお願いしたいときは、クッション言葉を使います。

「忙しいところ悪いけど」
「今いい?」
「お手数をかけるのだけど」
「面倒なお願いで、申し訳ないんだけど」

など、相手を気遣いながら切り出します。お願いする場合は、仕事の指示の内容や期日を明確に伝えます。仕事をお願いした後は、問題なく進んでいるかどうか声をかけるなど配慮を忘れないようにします。
 

先輩としての心構え・振る舞い4:注意する、叱るは細心の注意で

電話の取り方、受け答えの仕方など、気になることはたくさんあります。叱るのではなくて、「教えて」あげて

電話の取り方、受け答えの仕方など、気になることはたくさんあります。叱るのではなくて、「教えて」あげて

お願いした仕事の内容の出来がよくない場合は、あまり気が進まないかもしれませんが、叱ったり注意したりしなくてはなりません。気をつけたいのは、人がいる前では決して叱らないことです。人の前で叱ると、面子をつぶされたと感じてしまいます。ミスに関しては、はっきり指摘しつつも、「ここをこうしたら、もっとよかったのではないか」など、指摘と改善を提案する形をとりましょう。

人は誰でも、「いい人」「優しい先輩」でいたいもの。人を怒ったり、叱ったりしたい人などいません。でも後輩のミスや間違いを指摘したり注意しないままにすると、後輩も仕事を覚えたり成長する機会を逃してしまうのです。あえて嫌な人にならざるを得ないことも出てきます。

叱った方も叱られた方も後味の悪いもの。その後、ネチネチと長く引きずらないようにしましょう。「仕事上のミスはミス。でも、私とあなたの関係はまた別のこと」という風に、その後、何事もなかったかのようにお茶やランチに誘ってみるなど、気遣いをみせる余裕が欲しいところですね。
 

先輩としての心構え・振る舞い5:褒めるときは、みんなの前で

誉めるときは、躊躇しないで。よいところをたくさん、見つけてあげてください。

誉めるときは、躊躇しないで。よいところをたくさん、見つけてあげてください。

逆に、後輩や人を誉めるときは、人前で誉めるようにします。わざとらしくないように、でも、ちょっと周りに聞こえるように「さすが」「丁寧だね」など、短い言葉でさっぱりと。人間は、何歳になっても誉めてもらえば嬉しいと感じます。プラスの言葉をたくさんかけてあげることで、後輩たちのやる気は、ぐんぐん出てきます。

後輩のお手本は、ずばり「あなた」です。新入社員のビジネスマナーは、あなたのオフィスでの振舞いを真似することがから始まります。自信を持ってお手本となれるよう、もう一度基本的なビジネスマナーをおさらいしておきましょう。

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