中央環状線、越えて南へは「距離」あり
府営住宅が林立~南西エリア
府営住宅のひときわ多いエリアであるが、周辺部に行くと高級住宅街となる |
とはいえ、住宅系がメインのいい街並みです。住宅のメインは府営住宅。およそ40棟以上が新御堂筋と平行したエリアに並ぶのは圧巻。その裏手(新御堂筋のある反対側)は、「豊中市立第九中学校」、「大阪府立千里青雲高校」、「千里南町公園」、「追手門学院幼稚園」、「豊中市立南丘小学校」などの非住宅エリアとなり、そのさらに西側が戸建て住宅エリア、という三層構造になっています。
豊中市随一の高級住宅街である東豊中エリアは、こちらの西側隣接エリア。一般的に東豊中エリアを千里中央徒歩圏と表現することは少ないですが、いちばん近い北東端周辺の立地なら、徒歩15分少しで「千里中央」駅まで行けます。
この周辺での買い物施設は「大丸ピーコック千里南町プラザ店」。しかし、この周辺「大丸ピーコック」多いです、ほんまに。
徒歩圏内の「異端児」~南東エリア
千里中央最寄にこんなエリアがあった!写真は、なかでも象徴的な街並みの一部。 |
「千里中央」駅から、中央環状線を超え、竹林を抜けたあたりに佇むのは「千里の天神さん」こと「上新田天神社」。ここで毎年1月14日に行われる「大阪とんど祭」無病息災と豊作を祈る伝統的な祭り。駅北側の商業施設の賑わいからほんの歩いて10分程度でこのような「古くからの日本」的風景を見ることができるのは「上新田」エリアの魅力といえます。
旧集落とはまた別に、多くのマンションが建ち並んでいるのもこの周辺の特徴。中央環状線から新御堂筋にかけての幹線沿いには、新旧多くの民間分譲マンションがあります。他3エリアと比較すると多少乱雑な街並みではありますが、他エリアがあまりに整然とした区画整理ができているためコントラストが際立ってみえる(特に駅から歩いて行った時の景色の変わりよう!)感があります。「千里中央」駅最寄りエリアとしては、ちょっと異端な雰囲気です。
「千里中央」の弱点はJRが遠い!?
新御堂筋と中央環状線の交差する千里中央周辺は、車移動はとても便利。欲を言えばJRの駅が徒歩圏にあればもっと便利なのに…… |
じつは「千里中央」って、電車一本で大阪方面・空港方面に出れるので便利なんですが、利用するのは北大阪急行電鉄と大阪モノレール。実はJR線が近所にないんです。
でも……、5駅14分で新快速停車駅であるJR京都線「新大阪」駅に行けるのでそんなに不便ないか!と、結局、弱点らしい弱点のないまま2回にわたってお送りした「千里中央」駅の紹介も終わりとなってしまいました。駅北側の商業施設近辺しか行かれたことのない方、一度近所の大きな公園やや竹林、周辺の街並みもご覧になってみてください。多くの人を魅了してやまない「千里中央」の魅力がお分かりいただけると思いますよ。