大阪・梅田のちょい南。堂島川と土佐堀川にはさまれた中之島。大阪市役所やリーガロイヤルホテルなどランドマークとなる建物が多くあるのに、なぜか鉄道の駅はありませんでした。今回は、10月19日に開業した中之島を東西に貫く京阪電車中之島線の紹介と、それと同時に行われたダイヤ改正についての話題をご紹介します。

中之島線は天満橋駅から分岐する支線

木造な感じの駅出入り口
中之島界隈に突然現れた「小屋」のような建築物。中之島線の出入り口はすべて地下で、写真のような外観に統一された地下連絡通路がたくさん現れた
まず簡単に概要の説明。京阪電車中之島線は、京阪「天満橋」駅から西方向に伸びる支線で、東から順に「なにわ橋」駅・「大江橋」駅・「渡辺橋」駅・「中之島」駅の4つの駅が新設されました。支線といえど、「天満橋」駅乗り換えではなく、本線への直通列車が運行しています。枚方市・出町柳方面から大阪へ通勤の方は勤務先に応じて「中之島」駅行と「淀屋橋」駅行を使い分けられるという事です。

ちなみに、4つの新駅は全て中之島の中。後程触れますが、中之島には多くの観光スポットがあります。また、2つの川に挟まれた立地ゆえに「水の都大阪再生構想」に基づくイベント等も付近で催されており、これらを回るのにも利用できます。

中之島には人は住んでいるか?

川を望んで
あまり「住む」という感覚がなかった中之島界隈。今後は周囲の住宅も徐々に増えていくのか?
ところで、中之島って人は住んでいるのでしょうか?こちらは、なんといっても「住みやすい街選び(関西)」のコンテンツ。とても気になる部分です。中之島って、仕事でよく通りますが、生活感があまりありません。頭にカーラーつけたオバサンも、アスファルトに落書きしてる子供もみません。というわけで大阪市データネットで調べてみました(以下、平成17年度国勢調査データより)。

結論、中之島は人が住んでます。住居表示では、東から順に1丁目、2丁目、と続き西の端が6丁目。で、市役所のある1丁目も日本銀行のある2丁目も、人、住んでます。ただし人数は751人。2丁目には13人だけ。あの広さで人口はかなり控え目。

年齢別人口比を見ると、子供の数が少ないことがわかります。0歳~9歳、0歳~19歳の割合がそれぞれ、2.3%・5.1%。大阪市内の平均が8.1%・16.5%なので、かなりの「大人社会」といえます。

一方、中之島を取り囲む周囲の町丁目(玉川1丁目から時計回りに土佐堀3丁目まで)の人口は9,267人。福島区側(北西側)の福島、玉川や西区(南西側)の土佐堀を中心に、「中之島界隈」は結構人がいます。0歳~9歳、0歳~19歳の割合は各々、7.7%・15.2%。中之島線新駅周辺は、駅近よりも、ちょっと離れた徒歩圏のほうが、一般的な「住むところ」のようです。

続いて次ページでは、新ダイヤの話です。