「うちでのこづち」がでてくるお伽噺「一寸法師」は、ずいぶんと古いお話ですが京都が都になってからのお話。今回ご紹介する「打出」の歴史はそれよりもさらに古いです。

歴史ある地名「打出」

大楠公戦跡
2号線の「楠公園前」交差点の北側にある「大楠公戦跡」の碑。かつて打出浜で楠正成が足利尊氏に勝利。それを記念して建てられた碑。碑、それ自体の歴史はそれほど古くなく約60年ほど前。
阪神本線「打出」駅北東すぐの場所にある金津山古墳。こちらは古墳時代中期(5世紀後半)のものだそうで、あたりにはずいぶん昔から人が住んでいた様子です。これ以外にも、現在はマンションが建ち、原形をとどめていませんが打出小槌古墳というのもあったそうです。古墳ってちょっと郊外のイメージがありますが、こんな街中にもあるんですね。

集落として栄えていたといわれても、そこまで古いとピンときませんので、もうちょっと後の時代のお話。

「芦屋」という地名は「伊勢物語」等の古典でしばしば名前の出てきますが、「打出」の名も相当古いものです。戦国時代にはすでに、打出・芦屋・三条・津知という4つの村があったそうです。その後4村が合併して精道村となり、昭和15年に精道村から芦屋市へとなり、現在にいたります。

精道村になる前の4村の規模は打出村と芦屋村が同等程度であったようなのですが、もし「芦屋市」ではなく「打出市」となっていたら「打出マダム」なんていわれてたのでしょうか?

大阪・神戸への足回りよし

孔雀
駅北側徒歩3分くらいの場所にある打出公園には、檻がいくつかあり動物が飼われています。写真のクジャクは実際に打出公園で飼われていたもの。住宅街にクジャク……、不思議だ。
阪神本線「打出」駅は平日ラッシュ時の梅田(大阪)行きに区間特急が走ってはいますが、それ以外は普通しか停車しません。

しかし不便かといえばそうでもなく、梅田までは朝のラッシュ時で約25分、三宮までは約20分(三宮の方が近いんですよ!)。それぞれ阪神「西宮」駅、阪神「魚崎」駅での乗り換えとなります。終電も梅田発00:20、三宮発00:03発ともに午前様OK。

また阪神「打出」駅は、新快速停車駅であるJR「芦屋」駅まで徒歩12分、約1kmしか離れていません。駅周辺及び北側の住まいなら十分に2WAYアクセスの立地です。打出に限った話でありませんが、芦屋市内はJR・阪急・阪神各線がそれほど離れておらず、市街地がコンパクト。ひとつの街としては手ごろな大きさだと思います。

では次のページでは、「打出」駅周辺の街並みを紹介いたします。