液状化現象とは?

湾岸部
湾岸部の埋立地などでは、強い地震の時に液状化現象が見られることがある。阪神大震災の時も、湾岸部の広範囲で液状化現象が見られた。
地震の被害について忘れてはならないのが「液状化現象」。「液状化」とは、水をたくさん含んだ緩い砂の地盤が強い地震によって揺らされ、砂と砂のすき間にある水を押し出そうとすること。この押し出された水が砂とともに地表にあふれだし、地盤が液体のようになるのです。

阪神大震災でも「ポートアイランド」や「六甲アイランド」などの埋立地や海岸近くで液状化現象が起こりました。泥沼化した地面や、建物自体は被害がないのに傾いたビルなど の映像はショッキングなものでした。

地震の被害は、建物の崩壊や津波などが注目されていますが、この「液状化」も忘れてはいけません。今回は、液状化の被害予想を大阪市を中心にご紹介しましょう。


地盤が柔らかい大阪

昔、大阪の平野部のほとんどは海だったようです。今でも、大阪の地下から鯨の骨が見つかっているとか。なので大阪は、昔は海だった地盤。大阪の地層は、たくさんの水を含んでいることがわかります。

また、地盤が軟らかいと、地震の揺れそのものも大きくなるとも言われています。地層が固まらず、水分が多い地層なので、揺れが増幅されるというわけ。震度が1から2も大きく揺れるといわれているので、揺れに対しても注意が必要ですね。

このように地盤が柔らかいところでは、液状化現象の他にも揺れの増幅などが予想され、他の地域よりより大きな被害が予想されます。


被害予想 全壊の95%が液状化!

次に、液状化の被害予測がどのようなものか見てみましょう。「中央防災会議の東南海・南海地震に関する専門調査会」では、南海・南海地震の被害想定として最悪の場合、全国で60万棟以上が全壊するとされています。

建物が全壊する被害予想は、揺れによる被害が約166,500棟、液状化によるものが約88,300棟。液状化による被害が、揺れによるものの半分程度とかなり多いのがわかりますね。

次に、大阪府の予想データを見てみます。揺れで約600~2,600棟、液状化で約19,700棟が全壊となっています。なんと、液状化による全壊被害は全体の95%!液状化被害の多さが目立っていますね。

大阪では特に気をつけないといけない「液状化」。
次のページでは、大阪市の「液状化」危険エリア見てみましょう。