心の病気の中には、発症率に性差がはっきりしているものがあります
心の病気の中には、発症率に性差がはっきりしているものがあります
家庭や職場などの環境的、社会的な要因や体質的な要因が組み合わさって発症する心の病気ですが、中には、男性と女性の間で、発症率にはっきり差のあるものがあります。

今回は、以下の、代表的な心の病気の発症率の性差について、まとめてみたいと思います。

  • うつ病
  • 統合失調症
  • パニック障害
  • 摂食障害(次ページ)
  • 解離性障害(次ページ)
  • 強迫神経症(次ページ)

    うつ病

    うつ病になると、気分の落ち込みと共に、不安、焦燥感、睡眠障害などが現れ、何をするにも億劫になり、今まで楽しめていた事を楽しめなくなります。うつ病は心の病気の中では最もありふれた病気の1つで、一生のうちに、うつ病にかかる確率は約15人に1人です。うつ病は女性に多い病気で、男性の約2倍です。その理由としては、女性には、妊娠、出産など女性ホルモンが大きく変化するライフイベントがあり、また、家庭、職場において、男性と比べると、ストレスが溜まるような事が起こりやすいといった事が考えられます。

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    統合失調症

    統合失調症では、現実と非現実の接点を見失ってしまいやすくなり、幻聴、妄想などが出現します。統合失調症の多くは、10~20代の若い年齢で発症します。発症率は約1%で、性差はほとんどありません。

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    パニック障害

    パニック障害は、突然の不安感と共に、動悸、胸痛などが生じ、心臓発作が起きたのではと錯覚してしまうような状態になるパニック発作が特徴的な心の病気です。パニック障害の多くは、20~30代で発症し、発症率は2%前後です。パニック障害は女性に多く、男性の2~3倍です。

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