うつ病になると世界が変わってしまいます
性格も世界も変わって感じるうつ病
もしも、うつ病になったらどうなってしまうのでしょうか? イメージしにくいかもしれませんが、うつ病になると今までの自分とはまったく違った性格になってしまうことが考えられます。

何をやっても楽しくないし、落ち込んで何もやる気がおきなくなり普段通りの生活が送れなくなってしまう可能性が高いです。


一生のうち15人に1人がうつ病になる時代

近頃、うつ病という言葉を耳にする機会が増えています。実際、うつ病で精神科を受診される方は増加傾向にあります。その背景としてはリストラなどに代表される職場の問題、結婚・家族観の変化やうつ病の社会的認知が上がったことなどが考えられます。

うつ病は決して稀な病気ではなく誰でもかかる可能性があります。統計的には一生でうつ病にかかる人は約15人に1人位です。一口にうつといっても「疲れやすい」「何となくやる気が出ない」といった軽症の症状から「気分が落ち込んで仕事も家事も全くできない」といった重症の症状までいろいろですが、何と言っても問題なのは自分で命をたってしまう場合があることです。自殺者は6年連続3万人を超えていて、うつ病との関連が取りざたされています。自殺者が自殺を実行する時には精神的に追い詰められ、うつ状態になっていて理性的な判断ができなくなっている事が少なくありません。次に、どのような性格がうつになりやすいかを述べます。


うつ病によく見られる「疲れやすい性格」

うつ病の原因は簡単に言いますと心が疲れてしまったことにあります。次にクイズ形式でうつ病になりやすい性格をまとめてみました。ヒントはうつ病になりやすい性格は疲れやすい性格です。

うつ病になりやすい性格はどちら?
1.(a)頑固
(b)融通が利く
2.(a)几帳面、完璧主義
(b)おおざっぱ
3.(a)まじめ
(b)いい加減

答えは全部(a)です。しかし「真面目で完璧主義」というのは日本人には比較的多いタイプかもしれませんね。

実際、頑固で几帳面、まじめな人は仕事もできそうですし、周りからも信頼されそうです。しかし、いざ自分に立ち返って考えてみると、周りのいい加減さに腹をたてたり、いらだったり、周りからの期待にこたえようと頑張りすぎる傾向があります。つまり疲れやすい性格になるのです。


こんな環境はうつにご注意!

「うつになりやすい環境」にいる人は、自分なりのストレス解消テクニックを見つけることも大事
「うつになりやすい環境」にいる人は、自分なりのストレス解消テクニックを見つけることも大事
うつ病は仕事や家庭などのストレスがきっかけとなって発症します。ストレスのかかる環境はうつ病には要注意です。特に重いストレスをあげてみます。

  • 配偶者の死
  • 離婚
  • リストラ
  • 生活環境の急な変化(退職、引越し、転職など)
  • 重いローン
  • 病気
上のようなストレスが重なってしまうと大変辛いですね。それが過度の状態になるとやがてダムが決壊するかのようにうつ病を発症してしまうのです。普段からストレスという水を自分のダムから少しずつ放流しておきましょう。

軽い運動やカラオケ、マッサージなどのストレス解消のテクニックを身に付けているとうつに大分強くなれます。次に、うつ病発症の危険因子について述べます。


うつ病発症の危険因子

うつ病発症の危険因子には以下のようなものがあります。
  • 女性(男性の約2倍の頻度)
  • 金銭面での困難
  • 別居、離婚
  • 子供の時にトラウマを経験
  • 都会暮らし
  • 慢性的な身体疾患
  • 頼りになる友人がいない
  • 慢性的なストレス状態
     
女性の方が男性よりもうつ病の危険が高いのは不公平ですね。その理由としては、まず女性は男性よりもストレスを受けやすい環境を持っているという事があげられるでしょう。

女性は妊娠、出産という特有のライフイベントがあります。それ自体も人生の大きなストレスですが、その前後には体内のホルモンのバランスも急激に変化し、うつには不利な環境となってしまいます。また、働きながら育児、家事をこなしたり、職場で男性と対等の地位を得るために、男性以上の働きをしなくては…というプレッシャーもストレスを受けやすい環境といえるでしょう。


もしうつ病かも……と感じたら

もしもうつ病が疑われたらすぐ専門家に相談しましょう。うつをこじらせてしまうと回復までに時間がかかってしまいます。うつ病は女性に多いのですが自殺は男性が多いのです。これには男性は女性と比べて、病院へ行って助けを求めることにシャイで未治療のままこじらせてしまう事も関係しています。気軽に精神科に行かれて治療を受けるということが大切です。
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