昇進、結婚、マイホーム購入……喜ばしい出来事でうつ病に?

昇進うつ?幸せなのにうつ病になるケース

結婚や昇進などの「良い出来事」と思われるものが、うつ病のきっかけになることもあります

気持ちが落込む心の病気と言えば、「うつ病」の名が第一に挙がると思います。しかし、気持ちが落ち込むきっかけは、実はかなり多様です。例えば、出世した同僚のお祝いに、皆で集まってみたら、なぜか本人は元気がなく、冴えない表情をしている……といったケース。

職場での昇進などがうつ病のきっかけになる事は少ないですが、決して稀なケースでもありません。今回はうつ病に関する基礎知識として、昇進のような喜ばしい瞬間に、なぜ、うつ病に気を付けるべきなのか、その理由や、それを見逃さないためのチェックポイントを詳しく解説します。
 

喜ばしい出来事からうつ病に? 念願のマイホーム購入がきっかけになることも

何かにストレスを強く覚える状況は、実は他人の目から見て、辛そうな状況ばかりとは限りません。他人には、とてもうらやしく見える何かが、当人には、かなりの心の負担になる場合もあるのです。

例えば冒頭に挙げた「昇進」がそうです。実際、職場で出世されたという事は、それまでの努力や実績がしっかり実ったわけで、大変素晴らしいことには違いがありません。ただ、その昇進を告げられた時点では、まだ心の準備が全然出来ていない場合もあるでしょう。

それに昇進後、権限は増しますが、同時に責任も重くなります。毎日の仕事の量が増えて、人間関係もかなり大変になる可能性があります。そうした事で、それまでの毎日が一変すれば、毎日はかなりストレスフルになります。本来喜ばしい出来事のあとに来る、ストレスフルな毎日は、昇進の場合以外にも、例えば、念願のマイホームをゲットした場合にも、その可能性があります。

それで、そうしたストレスフルな毎日の中で、場合によっては現われているかもしれない、うつ病のサインを見逃さないための基礎知識を次に詳しく述べていきます。
 

「うつ」の始まりは分かりにくい? しかし大切な早めのケア

うつ病対策の第一は、その始まりを見逃さない事…と、簡単に言えますが、それをいざ実践するには中々難しい面もあります。

実際、うつ病の始まりは日常ありがちな不調のように、当人は受け止めがちです。そもそも、うつ病をあらわす抑うつ的な心理傾向自体も、例えば、「何をしても、あまり楽しくない」ような心理傾向が、うつの始まりに必ずはっきり現れるとは限りません、実は、そうした際の問題症状が当人には「体がだるい、疲れやすい」、あるいは「頭がうまく回転しない」といった問題になっている場合もあります。

また、うつ病がいざ始まれば、夜、なかなか寝付けず、同時に、食欲もなくなっているようなイメージがあるかもしれませんが、実はその反対のケースもしばしばあります。例えば、普段の睡眠時間では全然眠気が取れずに、食事に関しても、甘いものをつい食べ過ぎてしまうような、うつの始まり方もあります。

いずれにせよ、そうした不調が日常的な不調ではなく、実はうつ病の始まりだったならば、もし仮にその事態をそのままにしておけば、事態はかなり深刻化する可能性もあります。例えば、場合によっては仕事に行けないような状態になる可能性もあるのです。そして、うつ病が実際に始まった時には、必ず注意しておきたいことがあります。それは、うつ病には自殺のリスクがはきり存在していることです。実際、「死にたい」気持ちが出てくること自体が、うつ病の問題症状の1つです。同時にそれは、うつ病が重症化しているサインでもあります。

そして、まわりの方も、もし当人の口から「死にたい」といった言葉が実際に出ている時は、決して、それを軽く受け止めないでください。うつ病が既に深刻化している可能性もあります。その際は、迅速に精神科(神経科}で相談してみることを、ガイドは強くおすすめします。
 

うつ病の始まりを見逃さないようセルフチェックを

うつ病の経過の良し悪しには、かなり個人差がありますが、それぞれが最善に回復していくためには、できるだけ早く治療を始める事が第一のカギです。そのためには、油断は禁物です。

というのも、なかには、「私はうつ病になんかかかるはずがない」という方も、おられるもの。そうした方ならば、なおそら、うつ病は「心の風邪」と言われている程、誰でもかかり得る問題だということを、どうか頭に置いておいておきましょう。

それで最後に、今回取り上げた、昇進時のうつ病対策として、もしその喜びで、夜、床についたてからも、妙に頭が冴えていて、なかなか眠れないような、一種の興奮状態が続いていれば、その心の緊張を和らげたいです。そのためには、何か積極的にアクションしたいところです。

例えば、ジムのメンバーの方ならば、空いた時間に、そこで汗を流すのもよし。また、ある人は、家族と楽しい時間をゆったり過ごすことが一番のリラックス法かもしれません。各人がそれぞれのやり方で心の緊張をレベルダウンさせ、新しい環境になじんでいくことは、そうした際のうつ病対策にもなっています。そして最後に決めゼリフとして、『備えあれば「うつ」は無し』といった言葉も、皆さまどうか頭に置いておいてください。

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