最近、何かと話題の「うつ」ですが、実は女性のほうが男性よりもなりやすいことが知られています。今回は精神科医の最上 悠先生に「女性とうつ」についてお伺いしました。

<女性とうつシリーズ>

第一回 女性にうつが多いって本当ですか?  
・第二回 働きマンはうつになりやすいですか?
・第三回 病院にいかなくてもうつは治せますか?


<今回のCONTENTS>
  • 絶対に病院に行ったほうがよい場合ってどんな場合ですか?
  • 自分がうつかも?って思っても、病院に行かずに治す方法はありますか?



    絶対に病院に行ったほうがよい場合ってどんな場合ですか?

    こんな場合は病院へ
    こんな場合は病院へ
    まず、「死にたい」という気持ちが少しでも出てきた場合、仕事や家事ができないなど社会生活に支障を生じるほど自分がつらい場合、さらに本人の自覚があまりなくても周囲が見かねてしまうような場合、こういった場合は病院にかかったほうがよいと思います。


    また、ホルモン異常など体の病気がもともとあって、うつが起こる場合もあります。逆にうつになると体の変化も必ずといっていいほどあるので、結局こころと体は一体なのですけれどね。ですから、一回病院に行って、身体の検査をしてもらうということも重要だと思います。

    あとは、薬はやはり効果の期待できる有効な方法ですので、病院に行くとそういうメリットもあると思いますよ。

    ーーーーといっても、「うつかもしれない」と思っても、いきなり病院は行きづらいですよね…

    そうなんですよ。ですから、症状が軽い段階では自分ができることでうつを軽快させようといった「セルフヘルプ」という考え方があるのですよ。いま、イギリスなどの国では、国がバックアップしてそういうプログラムを一般に普及させようとしています(本やCD-ROMなどで)。

    ーーーーどんなプログラムなのですか?

    日本で言うと、「認知療法」などというものの一種ともいえると思います。ものの見方を変えると気持ちが楽になるといったことですね。開き直るとラクなことってあるじゃないですか。例えば失恋したばっかりの時に、「よく考えるとそんなにいい人だったかなあ?」と考えるとふっと楽になる、みたいな(笑)。


    「自分がうつかも?って思っても、病院に行かずに治す方法はありますか?」>>