一人暮らしで寂しさや不安、ストレスなどを感じる5つの要因

床に寝そべる女性

一人暮らしはとっても気楽! その反面、ストレスになるポイントも意外にたくさんあります


一人暮らしは、誰に気兼ねをすることもなく、自分なりの自由な生活を送ることができるのがメリットです。その反面、生活の不便さや一人でいることの寂しさや不安、さまざまなストレスなどにさらされやすいもの。また、あまりに自由な生活から生活習慣は乱れやすく、その結果、心身の健康のバランスを崩してしまうこともあります。

まずは、一人暮らしで感じやすい寂しさや不安、ストレスの要因となる5つをあげてみました。ご自身の一人暮らし生活を振り返り、あてはまる点がないかをチェックしてみましょう。
  • 生活全体が、緊張感と張りが薄れがちになっている
  • 身近に話し相手がおらず、物事を一人で考え込みやすい
  • 一人で働き、生活を切り盛りすることのしんどさがある
  • 病気やけがをしたときに、頼れる人が近くいないので不安になりやすい
  • 災害時に一人でいることによる心配、防犯上の心配を感じやすい
 

気楽さゆえの生活習慣と環境の乱れが、心身に影響することも

コンビニで買い物をする男性

一人暮らしは自炊が面倒。食事を簡単に済ませていると体調に影響が出やすくなります


また、一人暮らしでは夜中遅くまで起きていても、何を食べようとも誰にも干渉されず、注意をされることもありません。それこそが一人暮らしの醍醐味。しかし、こうした生活習慣が続くと健康に影響し、次のような不調が生じやすくなります。

・朝の目覚めが悪くなり、やる気がわいてこない
・食欲が湧かず、スタミナが続きにくい
・食事の後に強い疲労感を覚え、眠気が続きやすい
・休日は体がだるく、外出する気力がわかない

こうして生活習慣や生活のリズムが乱れ始めると、掃除や片付けが億劫になり、部屋の中は散らかりやすくなります。こうした部屋の中にいると、「ここにはとても他人を招けない」という思いも強くなり、他人が来訪しないことで室内はますます散らかる……という悪循環に。

このようにして生活習慣の乱れと環境の乱れがリンクすることで、「どことなく体調不良」と「どことなく気うつな日々」がつづき、居心地の悪い部屋の中で一人悶々としている方が少なくありません。
 

対策1 生活習慣の見直し

自炊をする男性

一人暮らしの健康管理のポイントは、睡眠、食事、生活リズム。頑張りすぎず、できることから整えていきましょう


では、一人暮らしの寂しさや不安、ストレスを減らすには、どのようなことを心がけて暮らしていくとよいのでしょう? まずは生活習慣の改善のポイントを解説します。

1)生活リズムを守り、早寝早起きをする
生活習慣の乱れを防ぐためにいちばん気をつけたいことは、ズバリ「睡眠」です。つい夜更かしと朝寝坊の生活を繰り返してしまう方は、きっぱりと一定の時間に就寝・起床するようにしましょう。

勤務形態にもよりますが、できるかぎり早寝早起きを心がけること。人間の身体は本来、夜明けとともに目覚め、夜更けと共に眠くなるようにできています。こうした人間本来の体内リズムに合った生活をしていくと、体調は改善しやすくなります。休日も、できるだけ平日と同じ生活リズムを守るようにしましょう。

2)丼ものや鍋でもよいので、1日1食は自炊をする
3食すべてを外食に頼ったり、コンビニの弁当などで簡単に済ませたりしていませんか? 栄養バランスが偏ると、風邪などの病気にかかりやすくなるだけでなく、無気力感や疲労感が続きやすくなります。肉や魚、卵、緑黄色野菜、海藻などの栄養豊富な食材を取り入れ、できるだけ1日1食は自炊をしましょう。

メニューにこだわることはありません。一つのフライパンや鍋で作れる、丼ものや鍋料理で十分です。スーパーで買える一人分のセット食材を放り込み、ざっと味付けするだけで、栄養抜群の自炊メニューができます。

3)休日も1日に1回は外出し、生活に適度な張りを
休日は1日中部屋にこもっている、昼も夜もパジャマのまま過ごしている……。とても疲れていたり、病気だったりするときはそれでもよいでしょう。そうでないなら、1日に1回はきちんと着替えて外出するようにしましょう。

スーパーで買い物、書店で立ち読み、カフェで1杯コーヒーを飲む、こうしたちょっとした外出でよいのです。着替えて外に出て、外の空気に触れる。この一手間が、ゆるみがちな一人暮らしの生活に適度な張りを与えてくれます。
 

対策2 暮らし方の見直し

窓辺で読書をする女性

自然の光、空気を取り入れ、人も招き入れると暮らしは活性化する。地域との適度なかかわりも大切


では、暮らしではどのようなポイントから見直していけばいいのでしょう? 基本的なポイントとして、以下の3つをお勧めします。

1) 日光を取り入れ、空気の入れ替えをする
朝起きたら自然光を浴びましょう。すると体が気持ちよく目覚め、1日のリズムが整います。うつうつした気分も解消しやすくなります。できるだけ窓辺の近くにベッドやソファを置き、日光の恩恵を受けるとよいでしょう。

また、ドアや窓を開く機会が少ないと、室内の空気がよどみがちに。すると、気持ちもどことなくよどみやすくなってしまいます。部屋にいる時には、短時間でも窓を開けて空気の入れ替えをし、空気をさっぱりさせておきましょう。

2) 居心地の良い空間をつくる
よほど掃除や整理整頓が好きな人でない限り、一人暮らしで部屋をきれいな状態に保つのは大変です。しかし「他人の目」を気にすれば、その意欲も湧いてきます。したがって、居心地の良い空間を作るためには、できるだけ人を招くようにしましょう。

また、一人暮らしの方の多くは、身近に家族というセーフティーネットがないため、友人や仲間とのつながりをもっておくことがとても大切。そのため、できるだけ自宅はオープンにし、人と交流しやすい環境にしておいた方がよいのです。人の出入りが増えると、部屋にも生活にも張りがよみがえってきます。気の置けない友人や仲間と楽しく過ごせる、快適な空間を保ちましょう。

3) 近所にライフサポート資源を見つけておく
一人暮らしの方は、地域とのかかわりを持たずに生活していることが多いもの。しかし、それだけでは不安がつきもの。たとえば、災害や犯罪に巻き込まれた時、何だかんだ言ってもすぐに頼れるのは地域の人たちです。

まずは、自分の趣味や感性に合う「地域の店探し」から始めてみましょう。地域の人々が通う喫茶店、バー、美容室、銭湯、各種教室……こうしたところには、地域の情報が集まります。そこに通う人々との間で交流ができると、地域のライフサポート資源を増やせるようになります。

――以上のように、一人暮らしには気楽さと共にストレスもつきまとうもの。しかし、生活習慣と暮らし方の2つのポイントを見直すだけで、ストレスをだいぶ軽くすることができます。ぜひ、取り組めそうなことから始めてみてください。
 
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