頑張りすぎる人ほど、燃えつきやすい

burnout1

最近頑張りすぎて、疲れがたまっていませんか?

仕事、家事、人間関係、将来設計……。私たちを取り巻く環境は、ストレスだらけです。そんなストレスフルな日常をこなしていくと、いつしか心身ともに疲弊して、やる気が起こらなくなってしまうことがあります。これが続いた状態を「燃えつき症候群」(バーンアウト)といいます。

バーンアウトは、いつも緊張を強いられ、頑張ってもその結果が得られにくい、努力が認められにくい環境にある人に、よく見られます。

たとえば、「感情労働」の記事でも触れましたが、サービス業、営業、教育、医療、介護など、「人相手」の感情労働はバーンアウトのリスクがとても高い仕事です。他人に合わせて感情を制御するのは、仕事とはいえ疲れるものですし、笑顔や優しさを投げかけても、受け取り方は人によってさまざま。必ずしも、期待通りのリターンが返ってくるわけではありません。

また、期待を込めて取り組んできた仕事に思うような結果が現れない場合にも、バーンアウトのリスクは高まります。立ち上げたプロジェクトがうまくいかない、開発した商品が売れない、新規事業の成果が出ない・・・・・、物やサービスが売れない時代、こうした結果からバーンアウトに向かう例は、枚挙にいとまがありません。

バーンアウトのリスクを抱えるのは、働く人ばかりではありません。周りからサポートを得られず、孤独な気持ちで子育てをする母親、「勉強、勉強」と追いまくられているのに、思うように成績が伸びない子ども、就職活動に励んでも、内定が得られない学生、いわゆる「婚活」や「妊活」がうまくいかない女性・・・・・・「頑張る毎日」を続けながらも、思うような結果に結び付かない人は、心のエネルギーが燃えつきてしまうリスクを抱えていると言えます。

バーンアウトに見られる3つの特徴とは?

burnout2

バーンアウトの3つの症状に心当たりはありませんか?

自分自身の「バーンアウト」のリスクを知るために、参考になる指標があります。それは、アメリカの心理学者マスラックが開発した「バーンアウト尺度」というものです。この尺度では、バーンアウトを起こす人によく見られる、次の3つの症状を測定します。

1) 情緒的消耗感---心身ともに疲れ果てた感じ
2) 脱人格化---人を人とも思えなくなる感じ
3) 個人的達成感の減退---取り組んでもやりがいを得られない感じ

このように、バーンアウトに近づくと、心や体にずっしりとした疲れを感じ、寝ても休んでも疲れが抜けない感覚を覚えます。感情が摩耗して他人のことなどどうでもよくなり、事務的な対応しかできなくなってきますし、あれほど意欲を燃やしてきたことにも、気持ちが動かず、やる気を失ってしまいます。

さらには、何かとイライラして気持ちが落ち着かなくなったり、「自分は無力だ」と自己否定感にさいなまれてしまうこともあり、うつ病化していく例もたくさんあります。