乾物類(50音順)
食材の特性を知ると薬膳を作りやすくなる。タイプに合わせて選んでみよう!
■きくらげ
白きくらげは体内に必要な水分を補い、肺を潤す働きがある。黒きくらげは血液に栄養を与え、貧血にも。どちらもきのこの一種で、食物繊維も豊富。
■クコの実
肝や腎の機能をサポートする、滋養効果の高い食材。眼精疲労やドライアイにもいい。長く使用すれば長寿になるとされ、中国でも広く親しまれている。
■昆布
カラダを冷やす寒性で、熱を冷ましたり、痰を取る働きがある。水分代謝をよくしてむくみ解消に役立つ。なお、固くなったしこりを柔らかくする“軟堅”作用があるので、リンパ腺腫の治療や補佐にもいい。
■くるみ
カラダを温め、腎に作用するので、精力をつけたり、足腰を強くする働きがある。脳の働きを活発にさせる作用や、腸を潤すので便秘解消にも役立つ。
■ごま
漢方では黒ごまを薬用とし、肝や腎を補い、五臓の働きをよくしてくれる。血液を養うので、めまいや若白髪にも。一方、白ごまは肺に作用する。
■そば
涼性で上にのぼったエネルギーを鎮める働きがあるので、のぼせやほてりにもいい。消化を促進したり、おりものを止める作用もある。冷える人は、ネギや唐辛子を加えて食べるのが正解。
■なつめ
胃腸の働きを高め、食欲不振や倦怠感を解消してくれる。血液を増やし、精神安定作用もあるので、生理時のトラブルにも使用できる。