オメガ6脂肪酸:なるべく控えましょう
以前は体に良い油と言われていたオメガ6脂肪酸。しかし最近では、心臓病、関節炎、骨粗しょう症、炎症、がん、精神の不安定などとの関連性が示唆されています。全く摂らないのは問題ですが、現代人の食事では、オメガ6脂肪酸を過剰摂取する傾向にありますので、制限するくらいの意識を持つとよいでしょう。料理の風味をアップするために使用する分にはよいと思いますが、特に理由もなくオメガ6脂肪酸の多い調理油を習慣的に使っている場合は見直すとよいかもしれません。オメガ6脂肪酸の摂取が多いと、体に良いオメガ3脂肪酸の働きを低下させてしまうので注意しましょう。多価不飽和脂肪酸の一つです。■代表的なオメガ6脂肪酸
紅花油、コーン油、大豆油、ごま油、一般的なレストランやファストフード店の油を使った料理など
オメガ3脂肪酸:健康に良い油。制限したい油の代わりに
中性脂肪を下げ、善玉コレステロールを上げ、炎症や血管の詰まりを改善したり、血圧の健康を改善する働きがあります。制限したい油の代わりにこちらを使うのがよいでしょう。■代表的なオメガ3脂肪酸
くるみ、あゆ、いわし、さば、こい、うなぎ、さけ、まぐろ、太刀魚、にしん、ぼら、さんま、いくら、チアシード、フラックスシードなど
一価不飽和脂肪酸:いわゆる良い油。制限したい油の代わりに
善玉コレステロールを上げて、悪玉コレステロールを下げる作用があります。一般的に、体に良い油、健康に良い油といわれる油です。しかしいくら健康に良くても、摂り過ぎはいけません。すぐにカロリーオーバーになってしまうので、制限したい油の代わりに使うくらいの気持ちで利用しましょう。■代表的な一価不飽和脂肪酸
オリーブオイル、オリーブ、キャノーラオイル、カシューナッツ、ピーナッツ、アボカドなど