栄養管理/栄養管理の基礎知識・食事バランスガイド

便利な食事バランスガイド(2ページ目)

理想的なバランスの食事と言われてもなかなか分からないもの。ごはんなどの主食や、野菜・肉などの副菜をどれくらい摂るのがベストなのか、日本人のための食事バランスガイドを基準に解説します。

一政 晶子

執筆者:一政 晶子

管理栄養士・米国登録栄養士(RD) / 栄養管理・療養食ガイド

日本人のための食事バランスガイド

平成17年に、厚生労働省と農林水産省による食事バランスガイドが作られ、誰にでも摂取目安量が分かるようになりました。推奨される食事基準は年齢や活動量などによってことなります。基本形とされている2000~2400カロリーでは、主食が5~7サービング、副菜が5~6サービング、主菜が3~5サービング、牛乳・乳製品は2サービング、果物は2サービングを目標としています。

この食事バランスガイドは下記に示す5つの部分と運動・水分摂取から成り立っています。

■ 主食:ごはん・パン・麺類など
1サービングの例は、ごはん小1杯、おにぎり1個です。2サービングの例は、うどん、そば、スパゲティー各一人前です。

■ 副菜:野菜、きのこ、いも、海草料理
1サービングの例は、野菜サラダ、具たくさん味噌汁、ほうれん草のおひたし、ひじきの煮物など各一人前です。

■ 肉、魚、卵、大豆料理:
1サービングの例は、冷奴、納豆、目玉焼きです。2サービングの例としては焼き魚、魚、3サービングの例としてはハンバーグステーキ、豚肉のしょうが焼き各一人前です。

■ 牛乳・乳製品:
1サービングの例は、牛乳コップ半分、スライスチーズ1枚、ヨーグルト1パックです。

■ 果物:1サービングの例は、みかん1個、りんご半分、ぶどう半分です。

それぞれの性別、年齢、活動量によって、必要なサービングは異なってきます。詳細は農林水産省のサイトをチェックしてみましょう。諸外国と比較して、食材を単位とせずに、料理を単位としているところに特徴があります。

次の記事では、ガイドラインを基にして作成した献立を紹介します。
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