アルコール
アルコールはへその緒から赤ちゃんの体に入ります。アルコールは赤ちゃんの成長、脳などに影響をあたえ、障害を起こす可能性があります。アルコールはどのくらいなら大丈夫という目安がありません。アルコール摂取を続けた母親から生まれた子供には、胎児性アルコール・スペクトラム障害(FASD) がみられることがあります。学習能力、記憶力、集中量、コミュニケーション力、視力、聴力などに影響がでます。このFASDは生涯治ることはありません。アルコールを止められない人は、専門家によるカウンセリングを受けましょう。カフェイン
カフェインはとりすぎなければ問題ないといわれています。目安は1日に300mg以下で、コーヒー2、3杯分だそうです。更なるリサーチが必要とされていますが、カフェリンの取りすぎは流産や低体重児との関連性が示唆されています。葉酸は妊娠前から取ろう
葉酸についての知識は、最近では広く浸透してきていると思います。厚生労働省は妊娠を希望する全ての女性に1日400マイクログラムの葉酸摂取を進めています。葉酸を十分に摂取することで、二分脊椎や無脳症などの障害のリスクが低減できることが明らかになっています。バランスがとれた食事を心がけることが一番だとは思いますが、この大切な時期には、葉酸を含む妊婦向けのサプリメントを取ることも検討されてはいかがでしょうか。十分な水分摂取が大切
十分な水分摂取はとても大切です。むくみを防ぐために水分を自己判断で制限すると逆効果なので注意しましょう。十分な水分摂取は体に栄養を送り込んだり、便秘や痔を予防したり、むくみを防ぐのに役立ちます。水分が不足すると早産につながるともいわれいます。カフェインを含む飲み物は適度な量なら問題はありませんが、体を潤すのには役に立ちませんので、カフェインを含む飲料は体を潤すための水分源だとは考えないようにしましょう。フラフラする前から鉄摂取
鉄は酸素の供給にとても大切なものですが、妊娠中は血液量が最大で50%も増えるので鉄不足になりやすくなります。また、お腹の赤ちゃんと胎盤への供給も必要になります。食事で鉄分を増やす妊婦さんも多いようですが、中期、後期では貧血が多くみられるのが事実です。特につわりで思うように食事ができなかった人はハイリスクです。貧血になると疲れ易くなったり、息切れしたり、集中力がなくなったりします。鉄分の不足は早産、お産の体力、出産の時のリスクに関連しているといわれています。妊娠後期に入る前の鉄不足とリスクの関係が示唆されています。病院で貧血といわれ鉄剤を飲むのではなく、鉄分が不足する前から、食事やサプリメントで十分補うようにしましょう。いかがでしたでしょうか?
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