栄養管理/三大栄養素・その他の主な栄養素

3大栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂質)(2ページ目)

3大栄養素とは、炭水化物・たんぱく質・脂質の3つを指します。それぞれの栄養素が体に与える影響を、具体的な体内での働きや食材などを挙げて分かりやすく説明します。

一政 晶子

執筆者:一政 晶子

管理栄養士・米国登録栄養士(RD) / 栄養管理・療養食ガイド

脂質=脳の機能・ビタミンの運び屋

脂質は脳の正常機能にも必要な栄養素であるだけでなく、食事の消化・吸収、脂溶性ビタミンの運搬にも欠かせません。臓器、神経、骨などを守ったり、体温等を正常に整える役割があります。

オリーブオイル

オリーブオイル。上手く使えば美味しくいただける。

脂質は多すぎても少なすぎても好ましくありません。大切なのは脂質の種類であり、体に良い脂質を選んで食べることが大切です。青魚やくるみなどに多く含まれるオメガ3脂肪酸には、血中脂質や血圧の改善に効果があるだけはなく、炎症などのトラブルを防ぐ働きがあります。オリーブオイルやアボカドなどに含まれる一価不飽和脂肪酸にも、血中脂質を改善する働きがあります。

揚げ物

揚げ物は食べ過ぎることも・・・。

市販のお菓子、レトルト食品、マーガリン、ショートニングなどに含まれているトランス脂肪酸は、体への深刻な悪影響が報告されているので控えるようにしましょう。脂質の多い肉やバターなどは、適量ならば大丈夫ですが、脂質はカロリーがぎっしり詰まっているので、カロリーオーバーにならないように気をつけたいところです。

■脂質が多い食品
・適量食べよう:脂がのった青魚、くるみ、オリーブオイル、キャノーラオイル、アボカドなど
・控えめに:マーガリン、バター、ラード、ショートニング、肉の脂、生クリーム、スナック菓子やお菓子など


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