3.車椅子でデッキに出る
【写真3-1】デッキが床と同じ高さで、サッシ下枠に車椅子用配慮があれば、外に出ることができます |
サッシ枠は防水上の理由から、外側が階段状の段差があるものが多かったのですが、最近はレールの下に排水弁を設けるなどして、防水性と段差なしが両立できるものが出てきました。
【写真3-2】車椅子の車輪が横向きになってもはまらないようにレールの溝が狭くなっている |
【写真3-3】レールの間隔が、車椅子の車輪より狭くなっていることが重要 |
4.車椅子でベランダに出る
【写真4-1】サッシ枠に高さがあるのが一般的な構造 |
【写真4-2】室内側にスロープを設置した状態 |
以上、2回にわたって車椅子での走行実験のご紹介をしました。二世帯住宅の親世帯を子世帯家族だけでなく、地域の施設と連携して進めていく備えは、今後ますます重要になるでしょう。
この記事によって、どのような備えが必要なのか、少しでもイメージしていただき、家造りに生かしていただければ幸いに思います。
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