べにふうき緑茶
日本で、アッサム雑種の紅茶「べにほまれ」とダージリン系「枕cd86」によって作られました。カテキン含量が多く、メチル化カテキンを多く含んでいます。
カテキンとカフェインが豊富であるため、苦味があります。
メチル化カテキンは、茶の主要カテキンで、エピガロカテキンガレートがメチルエーテル化された物質です。肥満細胞のIgEに結合する部分を抑えること、ヒスタミンの放出の抑制によってアレルギーを抑えると報告されています。抗酸化効果も報告されています。
茶の主要カテキンであるエピガロカテキンガレートは、そもそも、腸管からの吸収が非常に少なく、折角茶を飲んでも、ほとんど便より排出され、また、尿共に、1日で出ていきます。しかし、メチル化カテキンは、吸収がよく、脂に溶けやすいことから、体内に残りやすくなっていますので、効果が期待できます。
茶を飲むことでアレルギーの症状はよくなるのでしょうか? |
べにふうき緑茶を6ヶ月以上投与して、症状に改善が見られ、血液中のIgEと好酸球が減少したと報告されています。
スギ花粉症でも、べにふうき緑茶を飲んでいる人と飲んでいない人を比較すると、スギに対するIgEと血液中の好酸球数は、スギの時期に、飲んでいない人では増加しましたが、飲んでいる人は変化しませんでした。
もちろん、「茶」の効果は個人差が大きいので、注意してくださいね。
とはいえ、身近な食材が、治療の1つになりうる医食同源から試してみてもいいかもしれません。
タンニン:植物に由来し、タンパク質、アルカロイド(窒素原子を含み、塩基性を示す有機化合物)、金属イオンと反応し強く結合して塩となる水溶性化合物。苦味、渋味を示す。
食事療法
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