あのことを思い出してしまいます
⇒ 「心的外傷後ストレス障害 PTSD」

心的外傷後ストレス障害
心に受けた大きな傷を治すために、力になってくれる人々もいます
災害や大きな事故、性的犯罪が心の傷となって、思い出したくないのに思い出してしまうことがあります。

このようなことが長期間にわたって何回も、とても強い不安感や恐怖感を伴って起こり、日常の生活や活動に支障をきたす精神の障害を「心的外傷後ストレス障害 PTSD」といいます。

突然イヤな出来事を思い出して、心臓がドキドキしたり息がしにくくなるのが「パニック発作」ですが、これは昼間よりも夜中に多く起こります。

原因となった出来事が夢体験として現れやすく、悪夢にうなされて目覚めたら汗びっしょりだった、ということもあります。そして、眠るとまた怖い夢を見るのではないかと不安になって、次第にグッスリ眠れなくなっていきます。

心的外傷後ストレス障害の患者さんに睡眠時ポリグラフ検査を行うと、寝ついてから深い睡眠のノンレム睡眠に入ったあと、健康な人よりも短い時間でレム睡眠に入ってしまいます。

そのため途中でよく目を覚まし、寝返りを打つなどして盛んに体を動かします。また、ノンレム睡眠の中でも、深い眠りに入るときにパニック発作が起きやすいので、熟眠感がなかなか得られません。


心的外傷後ストレス障害 PTSD よ、さようなら

PTSD→快眠
嫌なことが起こらない世の中になると、いいですね
この病気の治療には、うつ病と同様に、薬による治療と精神療法が行われます。

薬としては、主に抗うつ薬、特に選択性セロトニン再取り込み阻害薬 ( SSRI ) や、選択性セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬 ( SNRI )がよく使われます。

強い不安や恐怖は、脳の中にあるセロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質の異常によって引き起こされるので、それらをコントロールする薬が効果的だからです。

また、前のページでもご紹介しましたが、SSRI には睡眠中の血中メラトニン濃度を上げる作用もあるので、不眠の改善にも効果が期待できます。

抗うつ薬の他に、症状に合わせて睡眠薬を使うこともあります。不安が強くて寝つきが悪い場合や熟睡感が得られないときには、アモバンやマイスリーなど効果の持続が比較的短時間で、深いノンレム睡眠を増やしやすい薬が選ばれます。夜中に目が覚めてそのあと眠れないタイプの不眠には、作用時間が少し長めの睡眠薬が合っています。

当てはまる症状があるようでしたら、早めに専門医やカウンセラーにご相談することをおススメします。病気でなければ安心できますし、もし病気が見つかれば、早く治療を始めたほうが早く治りやすいですよ。

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