情報に埋もれて混乱しすぎてない?
「情報洪水症候群」
Q 社内で異動があり、念願のマーケティンググループに配属になりました。「新しい情報に目を通すように」と言われて、目を皿のようにして新聞や雑誌を読んでいるのですが、最近、どうも気分が滅入ってしまいます。 |
A
マーケティングや企画、マスコミや広告、研究など、常に最新情報に目を通して仕事をしなければならない人にとって、情報は大きな武器にもなりますが、大きなストレスを招くもとでもあります。
同じ種類の情報でも、発信する人によって内容や切り口が全く異なることもあり、読む側にとっては「どっちが正しいの?」と悩んでしまうこともあります。こうした見解の違いを読みこなすのが受け手の楽しみでもあるのですが、慣れていないと情報に振り回され、大きな心の負担となってしまうこともあります。
情報を使いこなすまでにはある程度時間がかかり、慣れも必要だということを覚えておくとよいでしょう。最初のうちはあれもこれもと手を出さず、自分が一番必要とするスタンダードな情報だけを探すようにします。そして、基本をしっかり把握してから、付随する情報や肉付けになる情報を探すようにすると、混乱を防ぐことができるでしょう。
自分のニオイが気になりすぎていない? 「自己臭症」
Q 中学生の頃、体育の時間にある男の子に「おまえ汗くさいぞ」といわれたのがきっかけで、今でも夏が近づくと自分の汗のニオイが気になってしまいます。友達に聞いても「気にならない」といわれるのですが、本当はにおっているのではないかと気が気ではありません。 |
A
自分の口臭や体臭が強すぎるのではないかと気になってしまうことを「自己臭症」といいます。家族や他人に「ニオイがきつい」といわれたことがトラウマとなり、「周りは知らないふりをしているけれど、本当はにおっているのではないか」という過度な思い込みにとらわれてしまうのです。
実際には気になるほどのニオイはないのに、人が鼻を覆ったり、ちょっと鼻を動かしただけで、「自分のニオイのせいかも」と気になってしまいます。これは精神的ストレスがきっかけとなって起こる神経症のひとつで、神経質で几帳面、ささいなことにもこだわりやすく、完璧主義で傷つきやすい性格の人に多いといわれています。
自分のニオイが気になって、外出もできなくなってしまうほどひどい不安にとりつかれているなら、すぐに精神科を受診する必要があります。しかし、それほどでもなければ、不安にとらわれそうになったときに「根拠がないことだ」ということを思い出し、心の危機を回避できるようにコントロールしてみましょう。また、心の緊張をほぐすために、ゆっくりとリラックスできる時間をもって、睡眠をたっぷりとることも大切です。
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