ストレス

【ストレス基礎講座】その1~ そもそも「ストレス」って何?(2ページ目)

よく使われる言葉なのに、意外に「ストレス」ってどんなものかわかりにくいですよね。ストレスと心身の関係&ストレス対策の6つのキホンについて解説します。

大美賀 直子

執筆者:大美賀 直子

公認心理師・産業カウンセラー /ストレス ガイド

ストレス対策は
誰にでも必要

通常「ストレス」というと、人間関係であったり職業上のものであったりと、心理的・社会的な要因を指すことが多いですよね。また、過労もストレスの代表選手です。

しかし、それだけではありません。季節・天候や環境の変化、騒音や悪臭、病気など、自分では避けようのない要因も、ストレスとなります。つまり生きている以上、ストレス・ゼロという状況はありえません

だからこそ、私たち自身がストレスに対処する術を心得る必要があります。そのための基本の「キ」ともいえる6ポイントを以下にご紹介しましょう。


【ストレス対策の6つのキホン】

1 不要なストレスはかわす
仕事を抱え込んだり、トラブルになりそうな人間関係に首を突っ込んだりして、心が疲れていませんか? あなたには負担が重すぎる事柄や、あなたが関わらなくてもよさそうなものからは、“逃げる”決意も必要です。

2 たまったストレスは発散する
気をつけていても、知らずしらずのうちにストレスはたまってしまうものです。早めに発散していきましょう。発散方法は、十人十色、ケース・バイ・ケースです。そのときどきで、決めていけばいいのです。

3 思考パターンを見直す
「自分はいつも失敗する」「自分だけがいつも損している」などと、ストレスを感じやすい思考パターンをしていませんか? 「コラム法」などを使って、考え方を見直してみるのも手です。
★関連記事はこちら→マイナス思考にはパターンがある

4 早寝・早起きで生活にリズムを
生活のリズムが乱れると、ストレスに弱くなる傾向があります。特に、夜更かしが続いて睡眠不足になっている人は要警戒です。夜は12時までには就寝し、十分に睡眠をとりましょう。

5 朝食を必ずとる
ストレスがたまると、朝が弱くなることが多いのです。特に朝食をとる気がなくなったら、注意! 前夜から長時間エネルギーを補給していないわけですから、朝食は1日の食事のなかでももっとも重要です。朝食を余裕をもって食べられるように、早起きしましょう。
★関連記事はこちら→朝の調子をUPする3つの方法

6 疲れを感じたら、ゆっくり休む
疲れは、それ自体でも大きなストレスです。しかも、ためるとさらにストレスを呼び込んでしまいます。疲れが軽いうちには看過しがちですが、無理は禁物です。心身を休ませる機会を意識的につくっていきましょう。



もっと情報!関連リンク
ストレスの基本が知りたい方はまずここを
  • ストレスとは何か?

    仕事にはストレスがつきものです
  • 仕事とストレス

    ストレスが関係するといわれる代表的な病気
  • 心身症・うつ病・自律神経失調症

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